TVXQ―運命―Ⅱ

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私達の運命

愛していた人「ん……」

カーテンの隙間からのぞく朝日がまぶしい。

誰かの人影が見えた。

「……A？」

Aがアメリカへ行ってから約2年

マリと少しずつ愛を育んでいっていた。(ノロケ)

懐かしい背中

これはA？

なんでいるの？

目を擦りながら体を起こす。

「Aなの？ねぇ……」

返事は返ってこない。

夢？

頬をつねると…痛い。

そんなことをしていると、Aらしき女の子が振りむいた。

一瞬

時が止まった。

「……弥生」

僕に向かって優しく微笑む眼差し

亡くなってしまったときとちっとも変っていない。

でもなんで……

良く見ると、弥生の下半身は消えかけていた。

「覚えていてくれたんだ…」

ほぅ…と笑う笑顔

あぁ……僕はこの笑顔が大好きだった。

「なんで？…どうしているの？」

僕が一人混乱していると、弥生は僕の唇を人差し指で塞いだ。

「Aちゃんが…危険だわ。1年で帰って来られるか分からない。これを伝えに来たの」

「Aが？」

弥生はコクンとうなずいた。

少しずつ体が薄れていく。

「今のあなた達じゃAちゃんを助けることはできない。1年後、あの子は一度帰国するから、それが最後のチャンスだと思って。それを逃したらあの子は二度と戻って来ないかもしれない」

もう首も見えない。

弥生は冷静に僕に告げた。

「メンバーにしっかりと伝えて。Aちゃんを守って」

僕は強くうなずいた。

「また会えてよかった。マリ姉の事よろしくね。大好きよ、チャンミン」

そう言うと、弥生は僕の額にkissを残していった。

「僕も会えてよかったよ」

消えてしまった弥生に伝えた。

ありがとう。

……―――――――