TVXQ―運命―Ⅱ

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私達の運命

日本の事件その頃日本では、東方神起楽屋でスタッフにある事件が起きました。

「…これ…塩酸？」

ユチョンが箱を手に取る。

「間違いないな。いやがらせかなにかだろう」

スタッフは服についた塩酸を避けながら、着替えた。

「ひどいっすね」

ほんの数分前

東方神起宛に届いたプレゼントの中に塩酸が入っていた事が発見された。

スタッフが中身を確認するため、箱を開けた途端に飛び散ってきた。

幸い着ていた服についただけで、体には害が及ばなかった。

メンバーは仕事スタジオにいたが、ユチョンだけは楽屋でスタッフと話をしていたので現場を目撃していた。

「これ…なんだろう」

箱の奥に入っていた紙を取り出すスタッフ。

ユチョンも紙を覗き込んだ。

【今に覚悟しておいたほうがいい。
　これから君達やAの身になにが起こるか
　じっくり見ているがよい。】

「…なんすかコレ」

ため息交じりでユチョンが呟く。

Aも関係してるのかよ…

アメリカ行きだけで十分うちのメンバーは影響受けたのに。

「ただの脅しのイタズラだろう。気にしないほうがいい」

スタッフは紙をゴミ箱へ捨てると、軽く流した。

だがユチョンにはそう簡単に流せなかった。

いやな胸騒ぎがして妙に鼓動が高まった。

「なんだ……なんだよ」

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「セリフ英語なんですか？」

「アメリカのドラマだからね。そこはどうにもできないわね～」

早速ドラマの打ち合わせを始める。

だた一つの壁にぶち当たった。

それはセリフがすべて英語なところ。

英語は特に苦手で、あいさつぐらいしかできない。

「頑張って覚えてくれる？」

愛海沙さんは苦笑いした。

「う…頑張ります」

そう決めたからにはしっかり勉強しなくちゃならない。

普段セリフは何度も覚えなくても大抵頭にすぐ入るが、英語となったら訳が違う。

きっと何倍もかかる。

「コレ、台本ね。読めない英語があったら言ってね」

さすが愛海沙さん。

アメリカのマネージャーさんは違います。

でもハルさんが恋しいです……。

アメリカの女優さんは詳しくは知らないからマリさんみたいな親しい人はできなさそう。

これもまたマリさんが恋しくなる。

でもいつまでも引きずってたらなんにもできないから頑張るって決めた。

気を引き締めて、台本を開いた。