TVXQ―運命―Ⅱ

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私達の運命

上陸「はじめまして」

飛行機がアメリカへ到着すると、一人の女性が迎えてくれた。

青い瞳に金色の髪

まさにアメリカ人だ。

「ソフィーと言います」

礼儀正しそうにペコっと頭を下げ、手を差し出してきた。

「Aです。このたびはお誘いありがとうございます。日本語がお上手ですね」

手を握りかえす。

「夫が日本人なんですよ。お褒めにおあずかり光栄です」

ニコっと笑った笑顔が素敵だ。

「リク、久しぶりね」

「お元気にされてましたか？」

軽くハグを交わして

ソフィーさんはリクさんと話を始めた。

そのあいだに付き添いのスタッフと一緒に荷物を車へ積んだ。

「マンションへ案内しますね」

通訳さんらしき人が車を走らせる。

アメリカの街並みは初めて見たけれど、とてもおしゃれだった。

マンションはそのなかでもとても高くて大きかった。

「ここの602号室です。お気に召されるといいんですが……」

部屋へ入ると、ホテルのような部屋が広がっていた。

窓からの景色もすごかった。

「素敵な部屋ですね。気に入りました～」

でも寂しい。

いつもならメンバーがいてくれた部屋にも、今はあたしだけ……

いるとしたら隣の部屋のリクさん。

最悪

・
・
・

「あした事務所のほうへ行きます。朝8時に迎えに来ますね。…あ。ご紹介遅れました。これからあなたのマネージャーになる愛海沙(あみさ)です。日本人ですよ＾＾よろしくね」

可愛らしい顔をした愛海沙さん。

新マネージャーさんだ。

「よろしくおねがいします」

不意にハルさんの事を思い出した。

元気かな……

そのまま部屋へ入ってとりあえず荷物の整理を始めた。

「これとこれはここで………この服は…」

4時間かけてやっとほとんど終わった。

マリさんやハルさん、メンバーの写真を本棚に飾っておいた。