TVXQ―運命―Ⅱ

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私達の運命

出発部屋でアメリカのガイドブックを読んでいると、部屋にジェジュンが入ってきた。

「ん？どうしたの？」

「……Aがいなくなっちゃうの寂しいな…」

ジェジュンは甘えるようにあたしの肩に顔をのせる。

「うん…あたしも寂しい……」

短くても3年…

もしそれ以上ながくなったとしたら……

「僕絶えらんない……」

ジェジュンはゆっくりとあたしをベッドに押し倒した。

首元に顔をうずくめるめると、優しく抱きしめてくれた。

「頑張って……。早く戻ってきてね」

「うん。頑張る……」

「浮気はだめだよ！僕は絶対しないからね」

ジェジュンは辛そうだった。

「……うん」

ずっと笑っててほしい。

みんなに愛されて

あたしが戻ってくる頃には

最高のグループになって

迎えてほしい。

その日まであたしも頑張るから

精一杯輝いて……―――――

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「じゃあ…行くね」

ユチョンに先に空港に荷物を運んでおいて貰って、ほかのメンバーには仕事にいくと見せかけ空港へ向かう。

「いってらっしゃーい」

なにも知らないメンバーはいつものように送り出してくれた。

ユチョンはほかのメンバーから離れたところで笑っていた。

「……またね」

溢れだしそうになった涙をのんで、家を出た。

「…っ頑張った…あたし」

タオルを顔に当てて声を殺して泣いた。

空港への道が遠い。