TVXQ―運命―Ⅱ

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私達の運命

涙の雨しばらく部屋で一人、泣いていた。

ユノが事務所に連絡してくれた今日は仕事を休むことにした。

ユチョンはほかのメンバーに事情を話しているようだ。

くやしくて…

辛くて…

寂しくて……

いろんな思いが駆け巡った。

「A…」

ぱっと声のほうへ振りむくと、ジェジュンがたっていた。

あたしのほうへ駆け寄ると、ポロっと涙を流した。

「なんで…いきなり……」

「ジェジュン……」

気がつくと、ほかのメンバーも部屋へ入ってきた。

ジェジュンと同じようにあたしを囲むと、瞳を潤ませた。

改めて胸が締め付けられた。

「A…どうしてだよぅ…」

ジュンスがあたしに抱きついた。

「ジュンス…ごめんねぇ……」

こんなとで泣いてほしくない。

みんなには1秒でも多く笑っていてほしいのに……

「みんな……こんなきれいな涙…流さないで…」

ぐっと涙をこらえた。

「ばか…A。なんで…」

ジェジュンがキスをした。

こらえていた涙がこぼれる。

「行きたくない…アメリカなんて……いや…」

どうすることもできない現実をひたすら責めながら、あたし達は泣き続けた。