TVXQ―運命―Ⅱ

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私達の運命

突然の……「あ、マリさん！」

今朝はとてもいい天気だった。

まるでチャンミンとマリさんを祝福するように。

「チャンミンと付き合うコトになったんですか？」

ニヤ～と笑いながらマリさんに近づく。

まわりにいたほかのメンバーも反応してマリさんを取り囲んだ。

「え？そうなの？」

「やるな～チャンミン！」

など口ぐちに言っている。

「おめでとうございます」

末永くお幸せになってください。

マリさんはニコっと笑った。

「あなたも…幸せにね…」

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「ハルさん！相談なんですけど……」

今日も元気にお仕事！…の前に。

ハルさんにこないだの事を相談することにした。

手紙を見せると、ハルさんは深刻そうにあたしを見た。

「A…これ。リクが？」

「だぶん………」

「そう…。これはあたしが何とかするわ…」

「はぁ…」

もうちょっと反応してくれるかと思った。

今日のハルさん…

元気ないです…。

「A」

そう思っているとハルさんは突然あたしの腕を掴み呼びとめた。

その瞳には涙がうっすり滲んでいた。

「A…私はあなたにすばらしい女優になってもらいたいわ。…だけど…ここにもいてほしい」

「……なんのことですか？」

やっぱりなにかある。

でも

知るのが怖い。

「海外の監督があなたの演技を見てぜひその監督の元に来ないかって、お誘いがあったの」

海外の監督…？

「アメリカの方なんだけどね。名前はソフィーさん。女の方よ。有名な方でね、3年ほどでいいから来てほしいって言ってるの」

「え……どうゆうことですか……」

アメリカに行かなきゃいけないって事？

あたしが……？

「もちろんちゃんとあなたと相談して決めようって事になったの…でも…」

突然ハルさんは泣き崩れた。

机に肘をつき涙を流している。

「あいつが…リクにやられたのよ。その監督とリクは顔知りで……リクのやつ…勝手にあなたのアメリカ行きを決めたのよ……」