TVXQ―運命―Ⅱ

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私達の運命

秘密の関係「撮影終わったみたいだね」

『やっとよ。いつリクがAの事襲っちゃうかって……』

つかれた声が聞こえる。

深夜

僕は部屋で電話をしていた。

「それより。例の事…Aにいつ言うの？」

やっとAの撮影終わった様だ。

『あたしはいつでもいいと思ってるのよ。でもユチョンは違うでしょ』

「当たり前。だってユノヒョンもジェジュンヒョンもジュンスもAの事好きなんだから。ハルだってAと離れちゃう事になるかもでしょ？』

『そうね……たぶんそうなるわ。でもあの子の可能性をつぶすようなことはしたくないのよ。せっかくのチャンスなの。私はあの子を行かせるつもりよ』

「寂しくなるな。Aがいなくなっちゃうと……」

『Aが好きなの？』

電話の向こうはAのマネージャーハル

「なんすか？ヤキモチっすか？」

『ばか。違うわよ』

ちょっとからかっただけなのに。

向こうはあきらかに動揺している。

「大丈夫っすよ。僕が好きなのはハルだけっすよ。知ってるでしょ」

『もぉ…ひどいユチョン。私は本気で考えてるのよ』

「僕だって本気っすよ。Aの件もちゃんと考えてるし。ハルの事はもっと考えてる」

この会話を聞いて気付く人もいるかもしれない。

そう

僕とハルはコイビト同士だ。

2年前からね。

メンバーには内緒

もちろんAにも。

「今日会えないの？」

『仕事忙しいから…しばらくね』

「そ…。でもあんまり僕のことほかっとくとほかに女作っちゃうよ」

『やめてよ、また時間作るわ』

「……今どこだよ」

お互い忙しくてなかなか二人の時間が作れない。

『今車の中。事務所の駐車場にいるわ』

電話の向こうで男の声がする。

「誰？男いんの？」

『スタッフよ、さっきまでドラマの事で話してたから』

ほかの男とは話す時間あんのかよ……

仕事とは分かっていながらもイライラする。

「今から会って。そこにいろよ」

『え？ユチョ……』

返事の前に電話を切った。