私達の運命
ジュンスのKISSさっきまで塩酸がどうのこうのってイライラしていた気持ちが落ち着いた。
本当に素敵だった。
「なになに？僕そんなにかっこよかった？A見とれ過ぎっ」
いつもの可愛い顔にもどったジュンス。
「だって…すごい………」
もっと聴いていたい。
ジュンスの声に浸っていたい。
そう思った。
「Aが歌ってほしいって思ったらすぐ歌うよ。ヒョン達には負けたくないから…」
「…うん///」
顔がカァっと赤くなる。
やだ……
こんなハズじゃなかったのに……
「そんな顔しないでよ……諦められなくなる…」
ジュンスはそっとキスを迫ってきた。
動かなきゃ……
拒まなきゃいけない………
手がジュンスの胸を止めた。
「だめ……」
「だめじゃない……」
ジュンスはあたしの腕を外すと、そっと顔を近づけた。
「だめだよ……ジュンス…」
「じゃあなんで逃げないの？……僕とキスしたいって思ってる…」
「思ってな……」
いいわけをこぼそうとしたあたしの唇がジュンスに奪われる。
1回目は5秒ぐらいの短いキス。
「ジュンス……」
「なに？もう一回したい？」
2回目はもっと長いkiss……
ジュンスに溺れそうな………
【東方神起と関わらないでっ…】
一瞬、ファンの子達の言葉がよぎる……
「ん……っ」
動こうとするあたしの手をジュンスが掴む。
「やだ…もうちょっとここにいてよ……寂しくなっちゃう…」
可愛い子供の顔に戻るジュンス。
そんな顔を見ると思わず動けなくなってしまう。
「ヒョン負けたくない。ジェジュンヒョンにもユノヒョンにも渡したくない。ジェジュンヒョンよ別れてよ」
あたしの手を掴む腕に力が入る。
「…ジュンス……」
ジェジュンの事はこれから好きになるから
これ以上あたしの心を歪ませないでよ……
ユノの事も諦めるから
なのに……
「もっと僕を見てほしい。ジェジュンヒョンがいるのはわかってる。だからって身を引くつもりはない」
ジュンスは真剣だった。
だからってあたしはなにを言えばいいの？
「僕頑張ってアタックするから。僕のことも見てね」
そっと微笑むと、ジュンスは部屋へ戻っていった。
そんなこと言わないでよ……
気持ちが分からなくなる………
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作者名：れみ&あおい | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/jejungiove/
