【ギャグマンガ日和】吹奏楽部にてっ！

小野…A…!!

ー14ー【ついに…】…私の番が来てしまいました…。
恐る恐る、音楽室のドアを開ける。
芭蕉「あ、Aさん。どうぞ〜」
貴) 「し、失礼いたしゃ……」
すいません、もう一回…
何てこともできない現実なのです;;
芭蕉先生あえてこれをスルー←
芭蕉「…はい、座ってね。 …えっと、何の楽器するか決まってる？」
はい、単刀直入のコメント頂きましたぁ！！←←
貴)「い、いえ…」
芭蕉先生は少し考えて
芭蕉「じゃぁ、見てみる？」
貴)「へ…？何を？」
芭蕉「これこれ…っと」
芭蕉先生が取り出したのは一冊のノート。
開いてみると、楽器別の生徒たちのことがびっしりかいてあった。
芭蕉「まず…。さきちゃん、あの子はいい子だよね、いろんなところに気がついて、行動できる、それがあの子のいいとこだよ。…」
芭蕉先生はどんどん続けていく。
芭蕉先生「太子くんは、リーダー的存在、見てるこっちまで元気になっちゃうよね。妹子くんは、真面目。けど心に自分のやり方を持ってる子。閻魔くんは相手の少ししたことで、相手の気持ちがわかる。なんか、すごく的確なことをズバズバいうこだね。鬼男くんは、自分のしないといけないことをてきぱきする人、すごく早くて私もビックリするんだ…!!」
嬉しそうに目を細めて芭蕉先生はいう。
芭蕉先生は生徒のいろんな事を知ってるんだ……。
芭蕉「…で、曽良くんは、怖い……けど、本当は……優しい人だよ。」
貴)「そうですね、今日も…助けてくれたし……」
私は今朝あった事を思い出す。
芭蕉「………はいっ！Aさんの楽器決定！…ほらほら！いくよ？」
楽器決定…？
いや、何もしてませんよ…？
そんなことを思ってる私に子供のように急かす芭蕉先生が可愛い。と思えた。

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