Paradise 2 〜TVXQで妄想〜

Aさんの物語

訪問ジュンス(ユチョン・・・やっぱりちょっと間違えてないかこれ(笑))

タクシーに少しだけ乗り、降りた後すぐにはわからずにうろうろしていた。
やっとそれっぽい建物に狙いを定め早足で歩く。
人通りが少ないのが救いだった。

誰もいないエレベーターにすばやく乗り込み
ボタンを押した。
宿舎を出たときからずっと鼓動が早い。
息苦しいくらいに緊張していた。

エレベーターを降りて、部屋を探してまたうろうろする。

ジュンス(ここだ・・・。)

ある部屋の前で立ち止まり、深呼吸をする。
呼び鈴を押そうとして、手を宙で止めた。
少し考え、携帯を取り出す。

(プルルルル・・・・)

ジュンス(出ない・・・大丈夫かな・・・)

思い切って呼び鈴を押した。
少し待っても、返事はない。
もう一度押して、ドアを小さくノックした。

しばらくするとドアの向こうで金属音が聞こえた。
ドアがそっと開き、Aが顔を覗かせた。

A「・・・ジュンスさん・・どうして・・・・」

驚いているAに、
腰を折って顔を寄せ、小声で話しかけた。

ジュンス「ちょっと・・・いいですか？」

Aは一瞬ためらう様子を見せたが
ドアを大きく開き、僕を中へと促した。

玄関にあがり、ドアを締める。

ジュンス「いきなり来てしまってすみません。Aちゃん、風邪だって聞いて・・・お見舞いに・・・。」

A「そんな、いいのに・・・みなさんに、風邪が・・・うつらないように休んでるのに、意味ないじゃないですか・・・。」

弱々しく話すAを見て心配になる。

ジュンス「すみません、辛いのに・・・」

靴を脱いで、上がり込む。

A「ちょっ・・・」

何か言いたげなAの両肩をそっと支えて奥に進んで行った。
熱い体。熱もあるに違いない。

A「もう・・・ちらかってるのに・・・」

僕はAが小さくぼやいたのを無視して、
そっと彼女をベッドに連れて行った。

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