Paradise 2 〜TVXQで妄想〜

Aさんの物語

失念ユノ「え〜！ちょと・・・」

マネージャー「ごめん、ほんっとごめん！」

廊下に響く話し声。
手を合わせて平謝りするマネージャーに、
ユノは下唇をつきだした。

ユノ「僕お願いしてましたよね？」

マネージャー「ついうっかり・・・ごめん！次のライブの時は必ず用意するから！」

マネージャーはそそくさとその場を離れた。

ユノはため息をつき、メンバーの元に戻る。
ちょうど一人でいたジェジュンを隅の方に引っ張って行った。

ユノ「・・・Aさんのチケット忘れてたって〜。」

ジェジュン「うーわ最悪(笑)でもひとりくらい・・・関係者席とかでさ。」

ユノ「ほんともういっぱいなんだって。ほら今回ちょっと小さいとこでの限定ライブじゃん。」

ジェジュン「自分で取ればよかったのに(笑)」

ユノ「だって、あの人『お安い御用！』とか言ってたんだよ！？」

ジェジュン「あっは！だめじゃん！(笑)もう次だね、次。」

ユノの不服そうな横顔にジェジュンはふっと笑った。

ジェジュン「焦る気持ちはわかるよ。」

ユノ「・・・別に、そんなんじゃないって(笑)いつも一生懸命やってくれてるAさんに感謝の気持ちとして」

ジェジュン「はいはい。でもほんと残念。早く見てもらいたいな〜ライブ！かっこいいから〜！」

ユノ「自画自賛？(笑)」

ジェジュン「でもね・・・気をつけなきゃいけないところもある。」

ユノ「・・・それ、当てようか？」

ジェジュン「え、わかるの？・・・じゃあ一緒に言おうか(笑)」

ユノ「うん。・・・せーの」

ユノ・ジェジュン「カリスマジュンス。」

ユノ「・・・はぁ〜。」

ジェジュン「なに〜ため息なんかついて(笑)ユノはもっっっと、カリスマになれば？」

ユノ「簡単に言うよなぁ〜。」

ジェジュンはいたずらっぽく笑うと、ふっと真顔になる。

ジェジュン「あー・・・いいこと考えた。」

ジェジュンはきょとんとした顔のユノに耳打ちした。

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