Paradise 2 〜TVXQで妄想〜

Aさんの物語

涙腺
食卓にご飯を用意した。
私の分はない。
エプロンをしたまま食卓のそばに立っていた。

A「さ、食べてみて下さい！」

ジェジュン「え？Aさんは食べないですか？」

A「あ〜・・・実はお先にいただきました。」

ユチョン「ずっるいな〜！」

チャンミン「待ちきれなかったですか？(笑)」

A「ふふっ(笑)味は、美味しいと思います♪」

ユノ「じゃあ・・・いただきます。」

「いただきま〜す。」

チャンミン「ん〜・・・美味しいです。」

ユノ「最高です。」

ジェジュン「うっまいなぁ〜！」

ユチョン「天才。」

ユチョンが親指を立てて笑顔を見せた。

ジュンス「・・・うん、美味しい。」

小さくぼやくようにジュンスが言った。

A「よかったです。」

ジュンスは黙々と食べていた。
笑顔はない。
あきらかにいつもの元気さがないジュンスを見て
私は泣きたい気持ちになった。

ユノ「Aさん、どうぞ座ってください。」

A「あ、すみません私ちょっと用事があって、ここで失礼します。」

ユノ「えっ・・」

ジェジュン「一緒に食べないなんて〜淋しいな〜。」

A「すみません・・・後片付けとか明日やりますので、みなさんそのままにしておいてくださいね！！」

チャンミン「明日・・・僕ら早朝出発でしたよね？」

チャンミンがユノを見ながらそう言うとユノがうなづいた。

A「頑張って起きます・・・。」

ユチョン「無理しないで？大丈夫、仕事は残しておくから(笑)」

A「いや、本当にそうしてもらえますか？絶対片付けないでくださいね！(笑)」

私は食卓を離れエプロンを取り畳んでバッグに入れた。
もう一度みんなに挨拶をして部屋をあとにした。

エレベーターに乗り込むと、気が緩んだのか目頭が熱くなった。
目に溜まった涙で、視界がにじんだ。

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