Paradise 2 〜TVXQで妄想〜

Aさんの物語

所為
ジェジュンが部屋に入る。
ユノはベッドに寝そべっていた。

ジェジュン「・・・電話、どうだった？」

ユノ「・・・なんか、意味わかんないこと喋ってた気がする(笑)」

ジェジュン「緊張して？」

ユノ「うーん・・・多分そうかな？(笑)」

照れてるユノをジェジュンは優しく見つめた。
しばらく恋愛トークで盛り上がる二人。

ノックの音がして、風呂上がりのチャンミンが顔を覗かせた。
ユノをお風呂へ促すと、すぐにジュンスがいる部屋に向かった。

ノックして部屋に入る。
盛り上がったベッドと、落ちている携帯。
ベッドに歩み寄り、布団を強引にはがした。
ジュンスが眩しそうに顔をしかめる。

チャンミン「電話したんですか？」

ジュンスは無言で布団をまたかぶる。
チャンミンがその布団をまたはがす。

チャンミン「そんなに意気地がないとは」

ジュンス「・・・お前のせいだ。」

チャンミン「は？」

ジュンス「・・・電話したよ。そしたらユチョンがでた。」

チャンミン「えっ！」

ジュンス「一緒にいたんだ・・・そんなこと知りたくなかった。お前が電話しろなんて言うから！」

ジュンスがまた布団をかぶった。
チャンミンがまたそれをはがす。

チャンミン「で？ユチョンヒョンはなんて？」

ジュンス「・・・すぐ切ったから話してない。」

チャンミン「なんでAさんの携帯に出たのか聞かなかったんですか？」

ジュンス「・・・んな事聞けるかっ！」

チャンミン「一緒にいた理由がわからないなら、決めつけるのは早い。もしそうだとしてもなんであきらめる必要があるんですか？」

ジュンス「なんでって、ユチョンだぞ？他の人ならまだしも」

チャンミン「とりあえず」

苛ついてジュンスの言葉を遮るチャンミン。

チャンミン「今ごちゃごちゃ考えても時間の無駄。」

ジュンス「・・・。」

チャンミン「明日聞いてみればいい。考えるのはそのあと。おやすみなさい。」

チャンミンは早口で言うとさっさと部屋を出て行った。
ジュンスは閉められたドアを睨んだ。

ジュンス(生意気なやつ！)

・・・・・

物音で目が覚めた。
うっすら明るい室内。
外の光がカーテン越しに入って来ている中で、ユチョンが服を着替えている。

ジュンス(朝・・・こんな時間まで・・・)

ジュンスはぎゅっと目を瞑った。

ジュンス(チャンミン・・・これってそういうことなんじゃないの・・・？)

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