永瀬家の長女

Aさんの診断結果

忘れ物・




夏休みも終わろうとしていたある日、ピーちゃんとお話していたら携帯が鳴った。
ほんま嫌な予感しかせえへんねんけど。


やっぱ廉だ。


廉「もしもし？姉ちゃん？俺の部屋にあるさ、小さいポーチ持ってきてくれへん？」

「はあ、どうせ強制やろ？」

廉「うん、〜〜〜に頼むでー！」

「はいはい、すぐ行く」



「ピーちゃん、廉またこき使ってきてん〜ひどいよね〜！ちょっと行ってくる」






「あーおじさん！また弟が忘れ物したみたいで」

警備「あーまたね笑 ゆっくりどうぞ」

「ほんとすいません」


もう警備のおじさんとは何度も逢っている。初めて廉が忘れ物をした日は中々中に入れてくれなくてほんまに大変な思いしてん。



あー廉どこにおるんー
kinkan？このグループ？でもよく廉はkinkanって言うよな？


コンコン


「廉ー持ってきたｙ・・・・・」


前を見ると着替えている男の子が３人。


「え、あ、すんません」


やばい。廉どこにおるんーほんまに
電話かけてもつながらんし



？？「あれ、廉の姉ちゃん？」

「ん、・・・誰？んー見たことある」

？？「一応年上なんやけどね！笑」

「んー・・・あ！こんなことしてる暇ちゃうやん！！廉どこにおるん？」

？？「え、ここ」


と言って美少年くんが指をさしたのは目の前。


なにわ皇子・・・あ！思い出した〜


コンコン


「廉ー持ってきたでー」

廉「あ〜姉ちゃんありがと〜」

「ほんま今度からはちゃんと用意せえよ」

廉「姉ちゃんもう帰るん？」

「人の話聞いてんのかい」

大吾「廉の姉ちゃん名前は？」

「Aです」

廉「もう高校３年やぞ！敬語！」

大吾「いや、ちょっと待ってｗｗｗ廉は俺に敬語使ってへんやん」


その通りだと思います。


廉「げ、ばれた」

「は〜もう私帰るね？廉ファイト！」

廉「え〜姉ちゃん待って〜」








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