儚い花のように。

Aさんとのﾋﾄｺﾏ。

04.





金「光から聞いた。
別に行ってきてもいいよ」






あ『…わかった』








実はそんなのは表向きで。






千尋に少しでも妬いてもらいたくて
勝手にたくらんでいた訳で。






あ「じゃあご飯の予定光くんと決めてくる」




やっぱり涙は止められなくて。





さっき愛してるっていってくれたの、







嘘だったのかな。






背中を向けようとしたときに
急に引っ張られて壁にもたれるように
すわらされて。







金「…なんていうと思ってた？」









目の前にはいたずらっぽい顔をした千尋。




再びキスが降ってきて。





急な展開にもう頭はついていけない。





あ『…ふぁ…ん…いきなりなにっ』






突然キスが止まったかと思うと
顔を背けて、







金「…行くなよ」





あ『え？』






金「あー行かないで
俺とご飯行こうってこと」








まって、もしかしてこれって…








あ『…嫉妬？』



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