東・方・神・起 La La La・２～YUNHO～

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ユノとAさんのお話

第74話：無意識？？カーテンの隙間から朝日が差し込んできて、その眩しさに目が覚めた。

気がつくと僕は、ベッドの上に寝ていた。

当然、目の前にはAがいて…僕はAに腕枕をしていた。

反対の手はAの身体に廻していたし、
Aも僕の身体に腕を廻し、お互いに抱きつくような感じだった。

Aが目に入った時は驚いたけど、しばらく寝顔を見つめた。

僕はいつの間にベッドに上がったんだろう？

夜中にトイレへ行ったのは、何となく覚えてる…。

その後無意識に、ベッドに入ったんだろうか？

自分の部屋のベッドと勘違いして。

時計を見ると朝の８時近かった。

今日の仕事は昼過ぎからだから、この時間でも大丈夫だけど。

「もうこんな時間か…。
昨日宿舎に電話入れるの忘れたな。それ所じゃなかったけど…」

「ぅん…」

その時Aが目を覚ました。

僕は慌てて身体に廻していた腕を戻した。

「A？起こしちゃった？」

「ううん…。そろそろ起きなきゃいけない時間だから…」

Aはそう言い、ベッドの隣にある時計を指す。

「ごめんね、A。僕、無意識のうちにベッドに入ったみたい。
昨日、それはダメでしょって自分で言ったのに…」

「気にしないで、ユノ。私は安心して眠れたから」

Aはそう言ってから僕の胸に寄って、頬で擦りつく。

「えっ、A///！」

「ん～なぁ～に？」

「も、もう起きなきゃいけないんでしょ？
こんな事してる場合じゃないんじゃ…」