東・方・神・起 La La La・１～YUNHO～

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ユノとAさんのお話

第８話：次々と出される質問・１衣装は４着用意されていて、３着目を着た所で少しヘアスタイルとメイクを変える事にした。
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(以下２人共韓国語)

着替え終わったユノのメイクをして、ヘアスタイルをセットしている時に突然聞かれた。

昨日、一昨日と散々聞かれた事だったけど、きちんと答えた。

「ねぇ、Aさん。Aさんはどうして韓国へ来たの？
それに韓国語はいつ勉強したの？
日本人だと聞いて驚いた位、すごく上手で発音も完璧だし。
声だけなら、日本人とは思えないよ」

「ユノオッパ、一気に質問されても答えられないわよw
１個ずつ聞いてくれるw？」

私が年下だと分かってるユノを『オッパ』とつけて呼ぶのは、
男性芸能人というか、同年代や年の近いアイドル、俳優などに
女の子がつける呼称のようなもので、特に意味はない。

本当の意味は、年下の女性から見た年上の男性の事で、
もっと簡単に言えば妹から見た兄の呼び方。

私から見たらユノはトンセン(弟)で、
ユノから見た私はヌナ(姉)になるんだけどね～。

そこの所は大目に見て下さいw

ユノを始め韓国側の人には、私が日韓のハーフだとは知らせていない。

いちいち説明するのも面倒だし、今は国籍が日本で
パスポートも日本のしか持ってないからね。

国籍選択をするまでは、両方のパスポートを持ってたよ。

「分かったw じゃあ、最初の質問ね。どうして韓国へ来たの？」

「それは簡単。日本の編集部から、韓国の編集部へ異動になったのよ。
同じ出版社ではないけど、日本と韓国で提携してるからね。
だから１度日本の会社を退職する形にして、韓国の会社へ入社し直した形なの。
雑誌担当の人で辞める人がいて、どうしてもすぐにいいスタッフを探す事が出来ないからって」

「どうしてそれがAさんだったの？」