東・方・神・起 La La La・１～YUNHO～

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ユノとAさんのお話

第42話：中途半端なままお母さんは私が日本で恋人と別れて、韓国へ来たと思ってる。

日本にいる時はしょっちゅう話題に上がってたけど、
韓国へ来てからは１度も話してなかったし。

お母さんもあえてその事には触れず、私にも聞かなかった。

だからユノとの関係に、あれこれ言うんだろう。

私もユノとの関係をこのまま終わりにしたくはない。

はっきりと告白の返事をしたわけじゃないし…。

お互いにこんな中途半端なまま、会えなくなるのは嫌だ。

お母さんからけしかけられるようにして、
ユノに電話をする事にした。

自分の部屋へ戻り、
お母さんが聞き耳を立ててるのを知りつつ、
ユノの携帯番号を画面に出した。

「だけど何を話せばいいのよ…。話す事なんて…」

あの初デートの日から、もう１か月になる。

第３集のレコーディングが終わって、
ジャケット撮影でチェコに行ったり、
タイトル曲のMV撮影があるって言ってた。

それと並行して、日本の活動もあるし。

そんな忙しいユノに電話をして、何を話せって…。

「あぁ～～～っ！考えてても仕方ない。
とりあえず電話して、元気なのかだけでも聞ければいいか」

中々押せなかった通話ボタンを押し、ユノへコールをした。