東・方・神・起 La La La・１～YUNHO～

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ユノとAさんのお話

第35話：嬉しい　だけど…「うん。僕を避けないで欲しい。
この告白を重く受け止めないで。
最初は戸惑うだろうけど、友達のままでいて欲しい。
今日僕はAの事をたくさん知る事が出来たけど、
それでもまだAの一部でしょ？
だからもっと知りたいんだ。
それに僕の事ももっと知って欲しい。
東方神起のユノ・ユンホとしての僕だけじゃなく、
チョン・ユンホしての僕自身を。
それから好きになって欲しいから」

「ユノ…」

こんな真剣に告白された事なんてなかった。

無理強いをしない、とても紳士的な告白だと思った。

すごく嬉しい…けど…。

私には日本に残してきた恋人がいる。

その人を無視してユノと付き合う事は出来ない。

ユノと恋人同士になってしまえば、私は最低な女になる。

韓国と日本それぞれに恋人がいて、
二股をかけているのか？と言われるだろう。

だけどこの３か月後ユノへ返事をする前に、
恋人から別れを告げられてしまう。

相談する時間もなく、韓国へ来た後に話したせいもある。

この時で既に、１か月も音信不通の状態だった。

日本の携帯は電源を切ったままだから。

彼が電話で
【俺はお前にとって何なんだ？
相談もせず、１人で勝手に決めちまうなんて】
と言って。

そして最後にはっきりとこう言った。

【俺にはもうお前への愛はない。日本で新しい彼女作るよ】と。

私には引き止める事も出来なかった。

電話で話してる様子を、最後の方だけユノに見られていた。

その後に私がユノを頼りにするのも、無理はなかった。