東・方・神・起 La La La・１～YUNHO～

今日:21 hit、昨日:7 hit、合計:115,707 hit

ユノとAさんのお話

第22話：もやもやした気持ち受信メールは全て仕事関係だったり、友達からだったり…。

Aさんと思われるメールや着信はなかった。

『まだ携帯買ってないのかな？それとも僕、忘れられてる??
いやいや、Aさんに限ってそれはない…』
と、自分を無理やり納得させる。

仕事の移動中も携帯を開いては閉じ、
開いては閉じ…を繰り返していた。

それは宿舎に戻ってからも同じで、
シャワーの時に来たら困るからと思って、
音量を最大にしてドアの近くに置いたりした。

普段はメンバーから
『ユノヒョンは時間かかるから、最後ね』
と言われるほどなんだけど、
この２週間はさっさと終わらせてた。

やっぱりそんな僕を見てたのは、ジェジュンだった。

宿舎に戻って思い思いの時間を過ごしてる時、
ジェジュンが部屋にやって来た。

JJ「なぁ、ユノ。やっぱり何かあっただろ？」

「何が？」

JJ「だってここ２週間位かな？
ずっと携帯を気にしてる。
俺、１か月前にも同じ事聞いたよな？」

「あ～…」

JJ「まだ話せない？あの時は何もないって言ってたけど…」

僕はまだはっきりとしない自分の気持ちを、ジェジュンに話す事にした。

１か月前に思い込んでた残念だと思った事、
２週間前にAさんと仕事をした時の事、
それから僕の気持ちの変化を。

もっとAさんの事を知りたいんだけど、
Aさんからの連絡を待つしかないのも。

ジェジュンは僕が話し終わるまで、黙って聞いていた。

こういう話をする時は、いつも話し終わらないと口を開かない。