jejung × A
当たって砕けろ「…ありがと、A。
おかげでちょっと自信ついたわ」
気づけば麗さんはもう俯いてはいなかった。
悔しそうに握りしめていた拳も見えない。
…そして、初めて私に笑顔を見せてくれた。
『…麗さんって笑うと女ですね』
「…何よその失礼な発言」
照れたようにそっぽを向いた麗さん。
麗さんも普通に女なんだなって思ったら
私も自然に笑えてた。
「……あんたも笑うと可愛いわね」
麗さんは私の笑顔を珍しい物のように目を見開いて見つめる。
『…そうですか？』
「笑うとエクボ出て可愛いのに。もったいないわね〜？」
別に笑いたくないから笑わない訳ではない。
…ただ、小さい頃からあんまり笑わなかっただけ。
「A、本当にありがとう。助かったわ。
…だから今度はあんたを助けてあげる」
『…助ける？』
「その好きな人、まだ好きなんでしょう？」
麗さんの大きな瞳が私を見つめる。
『…好きじゃ、ないです』
自分に嘘はつきたくないのに。
…どうしてもあの人のコトになると嘘をついてしまう。
「…今度の写真展に誘ってみたらどうかしら？」
そう言って麗さんは立ち上がってカウンターから何か持ってきた。
「誘うだけ誘ってみたらいいじゃない。
…当たって砕けろって言うしね」
長い髪を耳にかけて切なげに微笑んだ麗さん。
突っ立ってる私に渡してきたのは一枚の小さな紙。
それはもうすぐ開かれる写真展のチラシだった。
当たって砕けろ
麗さんは私がフられる前提のようにそう言った。
…それは否定出来ないから仕方ないけど。
でも私は出来る限り頑張ろうと思った。
あの日から数週間経った今。
麗さんの助手として、携帯は必要なかった。
いつでもそばにいるし、決まった時間に行けばいいだけだから。
だから私は疲労もあるけど、あの人を忘れるためにと携帯を見ていない。
…連絡はきてるのだろうか。
急にそんな考えが浮かんできた。
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18 - ななさん＊ありがとうございます(Ｔ＿Ｔ)fifthもがんばります！ (2012年2月25日 20時) (
レス) id: 3b86301f21 (このIDを非表示/違反報告)
なな - お疲れ様でしたぁ！
もちろん、言うまでもなく面白かったですよ♪ (2012年2月25日 17時) (携帯から) (レス) id: e62b4836d5 (このIDを非表示/違反報告)
18 - ななさん＊あ、リアルタイムで発見！ ホントテストって面倒くさいです(´Д` ) フォース終わりました。ご愛読ありがとうございました！(o^^o) (2012年2月25日 12時) (レス) id: 3b86301f21 (このIDを非表示/違反報告)
なな - ななも中学生のころはそうやったなぁ(笑)
テストって面倒臭いよね〜〜〜〜 (2012年2月25日 12時) (携帯から) (レス) id: e62b4836d5 (このIDを非表示/違反報告)
18 - あまり勉強しないもんで…← でも範囲が多くて困ってます(Ｔ＿Ｔ) (2012年2月25日 11時) (レス) id: 3b86301f21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：18 | 作成日時：2012年1月26日 20時
