TVXQ【小鳥の声を持つ君】僕らが守る２

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小鳥の声の君

９１話：５人の王子様
2ndﾐﾆｱﾙﾊﾞﾑ発売前ｺﾝｻｰﾄのﾘﾊｰｻﾙ。
客席でｼﾞｭﾝｽは見学。ｽﾃｰｼﾞの上の２人を見ていた。

ﾕﾁｮﾝ「ここで俺手を差し出すからA握ってね。」
手を握り、絡めたり、Aの腰を抱いて見つめて歌う。
ﾃﾞｭｴｯﾄ曲は愛がﾃｰﾏなのでｽﾃｰｼﾞで歌う２人はまるで恋人同士のようだった。
客席に座るｼﾞｭﾝｽも見ていて面白くない。
『♪いくらお互いが想っていたって決して繋がることはない・・♪』
１stﾐﾆｱﾙﾊﾞﾑの曲が頭を流れる。
今一番近いのはﾕﾁｮﾝ。けれどAの愛を手に入れたのは自分。
ｺﾝｻｰﾄまでは仕方ないとは思いつつもやきもちを妬いてしまう。

客席側から見ていたｽﾀｯﾌ達もAとﾕﾁｮﾝが絡む姿を見て歓声を送ったり拍手したりしていた。
ｽﾀｯﾌ１「すっごいお似合いだね。」
ｽﾀｯﾌ２「当日は本物の王子と姫の格好だしみんな憧れるだろうなぁ。」

僕のほうが王子似合うし。。と思っていたらﾕﾉが突然横にどかっと座ってきた。
ｼﾞｭﾝｽ「何でみんないるの?!」
ﾁｬﾝﾐﾝ「聞いてないんですか？？」
ｼﾞｪｼﾞｭﾝ「俺達もｺﾝｻｰﾄ出るんだよ。」
ｼﾞｭﾝｽ「そうだった?!」
ﾁｬﾝﾐﾝ「最後にステージ出るってこないだ決まったじゃないですか！」
ﾕﾉ「ここに衣装届いてるから衣装合わせするってさ。行こうぜ！」

着替えが済む頃ﾕﾁｮﾝとAも入ってきた。
王子５人の中に姫が１人。

ﾕﾉ「お～美しい。姫どうぞ私と一緒に踊りましょう♪」
Aに手を差し出す。
ｼﾞｪｼﾞｭﾝ「いえいえ私と♪俺のほうがカッコいいでしょ?」
ﾁｬﾝﾐﾝ「何言ってるですか？僕が一番似合ってますよね?」

ﾕﾁｮﾝ「主役は俺達だから、A、俺が王子様だよね?」

みんなが見つめる。どうしよ・・みんな王子様に見えますけど？？

ｼﾞｭﾝｽがAの手をひっぱりﾄﾞｱをあける。
「姫は僕のだから！！！」
言い捨てるとAを連れて外に出た。

ﾕﾉ「俺もそのままAを連れ出せばよかった。。」
ｼﾞｪｼﾞｭﾝ「ｼﾞｭﾝｽは王子じゃないでしょ?!俺のほうが似合ってる!!」
ﾁｬﾝﾐﾝ「あれじゃぁひきょうですよ。無理やり連れ出すなんて！」

ﾕﾁｮﾝ「・・・。」
ｼﾞｭﾝｽ・少しは我慢しろよな。俺だってAを独り占めしたいんだから。今度Aを泣かせたらもう絶対お前には譲らない！