TVXQ【小鳥の声を持つ君】僕らが守る２

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小鳥の声の君

８３話：緊張で・・・
ジュンスがAの手を握る。
ドキっとしたがその手を握り返した。
ジュンス「このまま２人でどこか行かない？」
A「どこか？」
ジュンス「うん、こっち！！」
手を引かれてみんなと反対に駆け出す。
ユチョンだけがそれに気付いたが黙っていた。

ジュンス「ここなら誰にも邪魔されないかな。」

久しぶりに２人っきり、誰もこないと思うとﾄﾞｷﾄﾞｷした。

ジュンス「ね、A・・・」
Aの肩に手を触れる。

びくっと一瞬体を強張らせた。
ジュンスが悲しそうな目をする。

A「あ、ジュンス、あの・・」

ジュンス「やっぱり僕じゃだめなの？Aの心はもう違うところに行っちゃったの？？」

A「違うのジュンス！！・・なんか、あの・・」

ジュンス「いいよ、みんなのところ戻ろうか。。」

A「あ、待って！ジュンス！違うの。話聞いて・・」

ジュンス「いい！！聞きたくない！！」

Aの手を振り切ってジュンスは出て行った。

頬に涙が伝う。

しばらくしてユチョンが入ってきた。
「A?何で泣いてるの？？ジュンスと何かあった？」

A「またジュンス傷つけちゃった。。久しぶりに会ったらなんか緊張して触られるだけでﾄﾞｷﾄﾞｷして、笑いたいのに笑えない・・」

涙でいっぱいになり声をあげて泣くA。
それをただ眺めることしかできないユチョン。

ユチョンside-

あぁ、君はジュンスがやっぱり好きなんだね。
好きな人の前で緊張しないやつなんていないよA。
それをうまく伝えられたらいいのにね。
ジュンス喜ぶだろうなぁ、こんなにも愛されてるって。。
でもまだ待って。Aを連れて行かないで。。
俺のこの恋を終わらせないで。。
君が傷つく姿見てるのつらいけど、俺が支えるから。。
もうしばらくの間君の隣にいさせて。。

ジュンスside-

どうしてA。。僕のこと好きって言ってくれたじゃない。。
いつのまにこんなに距離ができてたんだろ。。
君に触れるのが怖くなった。あれは拒絶なの？
君の体温で落ち着ける僕なのに、君に触れられないつらさがわかる？
やっと帰ってきたって思ったのに・・・。
ユチョンとの間はこんなにも早く埋まっちゃったの？
ユチョンの方が君に近いなんて思いたくない。
僕のほうが君を幸せにできるって、幸せにしたいって思ってる。
A、君の優しい顔、無邪気な声、もっと近くでどうか。。。