小鳥の声の君
６３話：また逢えた
A「・・・思い出した。。その女の子私だ！！今木から落ちそうになって記憶が・・・」
ユチョン「本当に？？あの子、Aなの？！」
ユチョンに抱えられたまま２人で見つめ合う。
そうだ。だんだん思い出してきた。
母に連れられて初めて訪れた異国。
母に韓国語はずっと教えられてたから自然とここには馴染んだけど
同じくらいの子がいなくて退屈してこの公園にきたんだ。
そしてユチョンに出逢った。
自分より背も小さかったのに、落ちそうになった私を助けてくれた男の子。
A「ユチョン、、ありがとう。何度も落ちそうになった私を助けてくれて。そして忘れていてごめん。私あなたにひどいことをした。。」
ユチョン「・・あの約束も思い出したの？」
A「うん。。約束したのに、私は守れなかった。。」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
自分をたすけてくれた男の子とそれから毎日遊ぶようになった。
歌も教えてくれた。
ユチョン「もうすぐクリスマスでしょ？知ってる？『magic castle』って曲」
【東方神起もカバーしてますので聞きながらどうぞ♪http://www.youtube.com/watch?v=1gGFfq63w6w】
A「きれいな曲。ユチョンは歌が上手ね。私も歌大好き♪」
２人木の下で歌を歌う。
ユチョン「ずいぶん雛も大きくなったね。そろそろ巣立っていくだろうな。ね！雛の巣立ち２人で見守ろうね！！」
A「うん、もちろん。約束ね。」
しかし約束は果たされないまま２人は離れ離れになる。
クリスマスを前にAは母と日本に戻ることになった。
ユチョンに言わなきゃ。帰るって。
でも熱をだしいつも待っててくれるユチョンのところへ行けなかった。
ユチョン「遅いなぁ。いつもこの時間にはきてくれるのに」
そのとき巣から鳥が飛び立った。
Aはこなかった。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ユチョン「あれから家に戻っても、Aがきてくれるかもって思って何度もここへきたよ。でも、アメリカに行くことになって、ここには久しぶりにきたんだ。そしてまた君に逢えた。。」
A「ユチョン、ごめんなさい。。ずっと待っててくれたんだね。。」
ユチョン「謝らないで。あの頃はまだ幼かったんだ。でもやっと見つけた。今度は離さないから！」
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作者名：ことり
