TVXQ【小鳥の声を持つ君】僕らが守る２

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小鳥の声の君

５０話：人魚の言葉
まずＣＭ撮影は早朝から行われた。
朝日を浴び岩場から顔を出すA。
衣装は薄いグリーン色できらきらスパンコールが散りばめられたベアトップにヒラヒラミニスカート。
髪はリトルマーメイドのアリエルみたいにそのままラフに垂らし花を耳元につけてる。

ディレクター「次は海に潜ってそのまま勢いよく出てきて！」

A「はーい！！」

バシャッ！Aは海に潜り、言われた通り海から飛び出した。

ザバッと出てきた姿はまさに人魚姫。
水の粒がｷﾗｷﾗ反射し、髪は風に揺れ、水が滴るAの顔はさらに憂いを増し、色っぽさがあり、それを見て惚れない男などいないだろう。
撮影スタッフも歓声があがったり、見惚れて声が出ない者もいる。

ジュンスもそれを見て黙っていられない。

ジュンス「ちょっと！みんなAを見過ぎだってば！」

テヤン「ジュンスー、仕方ないでしょうそれは。Aはそれだけきれいになってるんです。あなたが一番わかってるでしょ？」

ジュンス「ｗｗｗうぬぅ。。」

次は海の中での撮影。
難しい撮影のため１発で撮れるよう打ち合わせが続く。

A「海の中で歌うの？？」

カメラマン「カメラはあまり気にしなくていいから。」

A「息続くかなぁ。。」

ディレクター「水の中での声は入らないけど、気持ちは込めてね。」

いよいよ撮影。
海の中にカメラマンとともに潜る。

底から上を見上げると日の光が見える。

A(ここから人魚は陸に憧れを持つんだぁ。。確かにお日様を見たい。。陸の上はどんな世界なんだろう。。その世界の一部になれたら。。人魚の気持ちわかる。。)

そのまま声にはならないが歌いだした。
カメラマンの撮る映像はジュンスたちにも見える。

スタッフ１「すごいですね。。本当に海の中で歌ってる。本物の人魚みたいだ。」

スタッフ２「・・彼女何かつぶやいてませんか？・・これは人魚の言葉？？」

ジュンス「人魚の言葉・・・」

笑ってるんだけど、どこか悲しそうな顔。
どうしてそんな目ができるの？
君はどんどんかわっていく。
僕も一緒にかわりたい。。
僕を置いていかないで・・・。