灰と赤【クロシン・コノシン・遥伸】

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Aさん、見てくれてありごとうございますbyシンタロー

4:少しクロシンです「ところで先輩、どこ行ってたんですか」
「ちょっと買い物に行ってたんだよ」

「何買ったんですか」お菓子とかアイスだったら殴る、例え先輩でも殴る。
俺のあの恐怖心を返して欲しい。

「その、これだ…」そう言い先輩は袋から小さな箱を取り出す。
所謂避妊用具だ。

｢あ…なんか、その…すいません｣
｢なんで謝るんだよ。｣

｢先輩が買ってきた物がくだらない物だったら殴ろうかと思ってて…｣と思った事を先輩に言うと先輩はクスッと笑った。

｢先輩彼女さんいるんですか｣となんとなく聞いてみると
｢気になるのか？｣とニヤニヤ笑いながら俺に問いかけてくる。

｢いや、別にそういう訳じゃ…｣

｢もし、居たらどうするんだ？｣
｢別にどうもしませんけど。｣

｢なあ、○○○。｣
｢なんですか｣

｢俺、○○○の事が｣と言いかけ俺を壁ドンしてくる。
｢先輩、どうしたんですか｣

｢ご飯出来たよ｣と言いながら遥先輩が部屋に入ってくる。

○○○先輩は舌打ちをしながら立ち上がる。
｢○○○、行くぞ｣と如何にも不機嫌そうな声で俺に声をかける。

そして遥先輩と○○○先輩と一緒に階段を降りていく。

テーブルには美味しそうな料理が乗っていた。

｢○○○…｣といきなり○○○先輩に声をかけられ、驚いて情けない声を上げてしまった。

｢○○○、僕の隣に座りなよ｣とニコニコしながら○○○先輩に言われる。
俺は勿論はいと返事した。

そして楽しい食事タイムは終わり、お風呂に入らせて頂く事にした。

だが問題が1つ。

遥先輩達が揉めてるのだ。
何故揉めてるかと言うと大体俺のせいだ。
そう、誰が俺と入るかで揉めてるらしい。

はっきり言って1人で入りたい。

｢○○○君、誰とお風呂入りたい？｣と遥先輩が笑顔で聞いてくる。

｢僕だよね…？○○○…｣
｢は？俺だろ？｣

｢○○○先輩…と入りたいです｣と言うと○○○先輩は嬉しそうに微笑んだ。

｢○○○、早く行こ｣

｢はい…｣