TVXQ 僕等の居場所～誰も作ってはくれない～

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Aは…

見えるor見えない『今日は僕の本を返しに来たのと、ｼﾞｪｼﾞｭﾝﾋｮﾝが本を借りたいから来たんです。
ってことでまた借りますね。』

ﾁｬﾝﾐﾝはそう言うと本をAさんに渡した。

『じゃあｼﾞｪｼﾞｭﾝ借りよっか。一緒に選んであげるけど…』

『あ～。ありがとうございます。
できれば漢字少なめで…(笑)』

『んー。絵本にする?(笑)』

と冗談を言いながらもAさんは本を真剣に選んでくれた。

Aさんから本を手に取った時、早く読みたくてうずうずしてきた。

それと同時にまだ帰りたくないという気持ちがうずうずする。

『じゃあ、ありがとうございました。
A頑張ってくださいね。』

ﾁｬﾝﾐﾝがそう言うとAさんは笑顔で

『ん。またいつでも来てね。
暇だから待ってるよ。』

と言って手を振る。

俺も、

俺もなにか言わなきゃ。言いたい。

『Aさん!!また来ますね!!
もう場所わかったんで今度からひとりで来れます!!』

早く言わなきゃ!!
という気持ちがいっぱいでつい早口になってしまった。

『ｼﾞｪｼﾞｭﾝ、また来てね。
本を借りに来ることだけでここに来なくてもいいよ。
いつでも来てくれたらたくさん話するし。日本語も教えてあげれるよ。
あ、日本語は目が見えないから無理か…』

『目が見える見えないの問題じゃないです。
…また日本語教えてもらいたいです。』

俺がそう言うとﾁｬﾝﾐﾝが出て行った。

そしてﾁｬﾝﾐﾝの後を追って俺も図書館出て行った。