11人目はお姫様

Aさんの診断結果

山田さんちただいまの時間22:30
次の日がいただきハイジャンプの撮影で朝早いためAは山田の家に泊まりに来ていた。

涼｢A、朝早いからもう寝ようか?｣
『うんー。また眠くないんだけどそうする』
涼｢うん、いい子いい子。｣

お風呂に入り、山田の手作り料理を食べてからかれこれ4時間ほど経過していた。

翌日早いということもあり、寝室へ向かう。
寝室には2人で寝ても余裕なほど大きいベッドが置いてあるためそこに2人で横になる。

『涼くんのベッド本当大きいよね』
涼｢いつでもAと一緒に眠れるようにと思って｣
『うっせーばーか！嘘良くない』
涼｢怒られた(笑)｣

山田の返しにツッコミながらも、山田に向き合いくっつくA。

涼｢くっついてくるなんて珍しいな?｣
『いつも慧ばっかにくっついてるから、たまには涼くんにもと思って』
涼｢俺はいつでもウエルカムなんだけど｣
『気が向いたらね(笑)』
涼｢えー?｣

そのままゆっくり寝付くA。
Aの寝息を聞いて山田もそのまま眠りにつく。

数時間後、まだ夜が明けない中Aはふっと目を覚ます。

『(うぅ、変な夢見ちゃった。ちょっと窓の外でも見ようかな)』

変な夢を見てしまったAは、リビングに向かい窓の外を眺める。

『メンバーに嫌われる夢なんて見たくなかったな』

たまに見てしまう、メンバーから嫌われる夢。
正夢にならないで欲しいと願いつつ夜空を見上げる。

しばらく眺めていると、後ろからガバッと暖かい温もりから抱きしめられる。

『涼くん?...どうしたの』
涼｢目を覚ましたらAがいなかったから驚いたんだよ｣
『心配してくれた?』
涼｢あぁ...。俺の前から消えたらどうしようと思って。｣
『大丈夫、涼くんの前からもJUMPの前からも消えないよ』
涼｢知ってる。それより、A体冷えてるからホットミルク作ってくる｣
『ありがとう。朝早いのにごめんね』

Aに対し微笑んでからリビングに行きホットミルクを作りAの元へ戻ってくる山田。

20分ほど夢の話をしてホットミルクが飲み終わるとコップを洗う山田。
1連の動作が終わると、Aをお姫様抱っこしベッドへ向かう

『ちょ！涼くん！下ろして！』
涼｢また、どこか行ったら困るから｣
『どこにも行かないのに(笑)』

そのまま、ベッドに降ろされまた眠りにつくAと山田。
もちろん、山田がAをガッチリホールドして寝たのは言うまでもない。

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