AさんのStory
巡り合い公園の目の前に来た時、
既に先客が居る事を瞬時に悟る。
「A、ちょっと隠れて！人が居る！」
小さな声でそう言うと、Aは、
ささっと僕の後ろに姿を隠した。
「・・・・あれ？」
見た事ある服と、ニットキャップの影が、
一番近いベンチに見える。
「ユチョン？」
僕が声を掛けると、その影もまた、こちらをじっと見て
「ジェジュン〜？」
そう言って立ち上がる。
「わ〜っ、何してんのこんなとこで・・・」
僕がそのベンチに近付く瞬間、
Aが僕の後ろから姿を現す。
「A？」
初めて聞く女の人の声だった。
だけど、その声は間違いなく、Aの名前を呼んだ。
「え？・・・あぁっ！！！」
Aは一生懸命目を凝らして、
ユチョンの隣に座る女の子を見て、声を上げる。
「な、何？知ってるの？」
「知ってるって言うか・・・
この間、一緒に出掛けたって言ってた
学生時代からの友達！！！」
「えーーーっ！！あのクマさんの時！？」
「そ、そうそう！！」
ユチョンも、その彼女に問い掛けてる。
「ミニーちゃんの耳買った時？」
その彼女も驚いた様に、うんうん、と頷いている。
「なっんだー！！知り合い！？」
夜の公園で、僕はつい大きな声で笑ってしまう。
「ジェジュン、しーっ！しーっ！」
Aが、僕の腕を引っ張って制する。
「あっ！！ユチョン、ケーキ食べに来ない？
今からチャンミン達と一緒に食べるの。
すっごい大きいんだって！ね？」
Aも、笑顔で首を縦に振る。
「皆で食べた方がきっとおいしいよ！」
ケーキ、と言う響きに
ユチョンの隣の彼女は、一気に表情が明るくなって
それを見たユチョンもまた、嬉しそうに笑っていた。
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emu - 初めまして。凄く優しくホンワカしたお話しに何か気持ちがほっこりしました(^O^)Dreamersのお話しも大好きです(*^o^*)また読ませて頂いてます!! (2010年8月16日 21時) (携帯から) (
レス) id: 9395486eb3 (このIDを非表示/違反報告)
jene(プロフ) - セカンドまで全部読みました。うん、敬語になってしまうくらい、本当に素敵な話で、この物語の中のジェジュンの「私」になれた事が本当に嬉しいです。ありがとう・・・はちこーーーーっ！ (2010年7月20日 3時) (レス) id: 9ca1e36a73 (このIDを非表示/違反報告)
はちやん - ムルモさん：返信遅くなり申し訳ありません！！きゃー、一気読みお疲れ様でした！ありがとうございます＾＾ 今、ユチョン編のThird Storyに突入しています。じぇひじぇひ、遊びにいらしてくださいね〜！！＾＾ (2010年7月15日 11時) (レス) id: b7bef7d38d (このIDを非表示/違反報告)
ﾑﾙﾓ - FirstSeasonからSecondSeason全員の一気に読ませて頂きました！文章が綺麗で伏線の作り方も上手でとっても楽しかったです！Thirdも出たら絶対読みます♪ (2010年7月4日 18時) (携帯から) (レス) id: cdc83bf10f (このIDを非表示/違反報告)
はちやん - michunさん：こんにちは＾＾ はい、このパーティーが実行される時は、必ず私達が参加してなくてはなりませんよね！！笑 しかし１０人も揃うとなると、うるさそうですね〜〜〜。。笑 (2010年1月14日 15時) (レス) id: 176e91bb3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちやん | 作者ホームページ：hachiyan_tvxq@yahoo.co.jp
