【小説】続☆☆編〓曽良と奥の細道

曽良「…Aさん？何よそ見してんですか(ﾆﾔｯ」

曽良と節約夏祭り〓04A「え？どゆコト………」

店員「え？まだわかんない？鈍感だなぁ…それとも、演技？(黒笑」

A「ちょ、どーゆーコトなんですかっ！」

店員「はは、もういくら叫んでも構わないよ。」

A「…じゃあ助け呼びます！」

店員「…呼ばれる前に口塞いであげる(ﾆﾀｧ」




ちょっと待って…
この人本気だ。

このまんまじゃホントにこの人に…


何か… 何かされちゃう！



ていうか、さっき曽良くんに会ったのに！
ちょうどイイタイミングだったのに！

なんで私のトコ来てくれなかったのぉー!?







A「そっ…曽良くん〜………！」




…ｶﾞｼｯ(←店員 Aの手首掴む



A「ひぃ…ッ!!」

店員「もう逃がさないからね…？」





ああ、近いよ。
こんなに男の人と近づいたの、初めてだよ…

あ、でも
曽良くんとはあったかな？


でも、何て言うか、何にも感じないっていうか
イヤなカンジしかしない

曽良くんとこのくらい近づいちゃったら絶対ドキドキが止まんないのに…






A「…曽良く………ん」








…ｶﾞｻｯ……!!




店員「っ…誰？」






曽良「はぁ、全く… そう何度も間抜け声で 僕の名前を呼ばないでください。」

A「そ…曽良くんっ!!」

曽良「おぞましいので。」

A「おいッ!!」

曽良「それから……… 店員さん。貴方も」

店員「ﾋﾞｸﾘ)…いや、あの、……はは」



曽良「今すぐ僕たちの目の前から消え失せないと、…………断罪です。」



店員「す、すいまっ…………(ﾀﾞｯ」









あ、あの店員さん
逃げてっちゃった…



……ていうか、



A「曽良くん！私があの人に引っ張られてたの、知ってたでしょ!?」

曽良「ええ、まあ。」

A「なんですぐ助けてくれなかったの!?」

曽良「そんなの、決まってるじゃないですか…」

A「？」



曽良「節約…ですよ。」


A「はい？」

曽良「僕、そこまで積極的にAさん助けたくないんで。」

A「ヒドッ!!」

曽良「それより、かき氷………もうほとんど水じゃないですか。」

A「っあーーーーーー！」

曽良「…うるさいですね。」

A「だってぇー！」

曽良「そんなことだろうと思って、…もう一つ 買ってあります。」

A「えっ？」

曽良「次は溶ける前に食べてください。」

A「あ、ありがと…？」




曽良「結局、僕は何も節約できてませんね。Aさんのせいで…」

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