【小説】続☆☆編〓曽良と奥の細道

曽良「…Aさん？何よそ見してんですか(ﾆﾔｯ」

曽良とあざとい病魔〓01A「曽良くん曽良くん!今日もイイ天気だねっ♪」

曽良「…………。」

A「も〜、相変わらず無愛想なんだからっ☆」

曽良「…………。」

A「むっきーー!!」


芭蕉(曽良くん…、なんか様子がおかしい……)


A「おいっ!曽良くん!!(ｸﾞｲｯ」


曽良くんがいつにも増して無愛想だったので、袖を引っ張ってみた☆

するとビックリ!



ｸﾞﾗｯ…

A「ぇ……」


ﾄﾞｻｧｯ!(←曽良 Aに倒れ掛かる


A「え、と…アレっ!?」

芭蕉「そっ曽良くんっ!!」


曽良「はぁっ……はぁ…」

A「えっええぇぇぇ!?!?」



そ、そんな…

曽良くんがほぼ私に抱き着いた状態で スゴく息荒くて、熱い…

どうしちゃったの、曽良くん……



芭蕉「Aちゃん!!曽良くんは熱があるんだ!今日はもう宿に泊まろう!!」

A「っ!?」


芭蕉さんが慌ててる…
何コレ、結構ヤバいカンジ?


A「あ!曽良くんは私が担ぎます!!」

芭蕉「ほんと?…ごめんね、ありがとう!」



…この日、私たちが旅をした中で 最も早く宿へ行ったかもしれない。


あの曽良くんが、強い曽良くんが

私の大好きな、優しい曽良くんが…


どうしてもっと早く気づけなかったんだろう

……そんな苦い思いを胸に、私は必死で曽良くんを運んだ




芭蕉「……ごめんねAちゃん、そんなに悲しい顔しないで…。」


………ぁ、芭蕉さんに気づかれた。



芭蕉「曽良くんってさ、意地っ張りなんだよね。昔から…
それにAちゃんと出会ってから、もっと強がるようになっちゃってさ(笑)」

A「…?？」


芭蕉「曽良くんは多分…Aちゃんに、弱いところを見せたくないんだと思うよ。
まあ、男としては…好きな女の子の前では カッコつけてたいものだし、ね(ﾆｺｯ」

A「…んん……?？」

芭蕉「ホゲァッ!松尾しゃべりすぎちゃった☆……じゃ、宿へ急ごう!!」

A「…は、ハイっ!!」



〜宿〜


宿に着き、すぐ曽良くんを布団に寝かせた


…やっぱり、まだ熱がヒドいみたい。
身体は熱いし汗もたくさんかいてる…

………素直に、心配です。



芭蕉「じゃAちゃん、私薬を買ってくるから曽良くんをよろしくね!」

A「わかりました!!」


ﾄﾞﾀﾄﾞﾀｯ


やっぱり芭蕉さんも心配なんだよね、走り方がいつもより荒々しい…(笑)




…………はぁ、

私だって、心配してんだから…



早く元気になってよね、曽良くんめ…

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