【暗殺教室】甘酸っぱい距離感5

甘酸っぱい距離感5

第19話-海9なんでそんな楽しそうなことしてんの?!!?!!


美山｢いいなぁ〜〜いいなぁ〜〜!!ｶﾙﾏくん抜けてきちゃっていいの?｣

ｶﾙﾏ｢別に｡俺参加してないし｡｣

美山｢……へっ?｣


ｶﾙﾏくんの言葉に､一瞬耳を疑う｡


美山｢なんでーっ?!!参加すればいいのに!!!｣

ｶﾙﾏ｢……だってAちゃんがいるじゃん｡｣



…………えっ｡



ｶﾙﾏ｢俺も駆り出されたんだけどさー､そしたらAちゃんの世話する人がいなくなるでしょ?殺せんせーに任せるのはなんか嫌だったし…今､溶けた氷水捨ててきたとこ｡｣

美山｢…………｣


黙ってｶﾙﾏくんを見つめる｡

そんなの……女子の誰かに任せることもできたのに………


美山｢ずっと私のこと……看病してくれたの……?｣

ｶﾙﾏ｢うん｡………あ…俺じゃ嫌だった?｣


……そんなっ!!!

そんなわけ……!!!


美山｢ううん!!!全然!!!……ありがとうｶﾙﾏくん///｣



―――多分今も……真っ赤に日焼けしてるんだろうな………｡






美山｢ｶﾙﾏくんもｽｲｶ割り行こう!!!まだ割れるかもしれない!!!｣

ｶﾙﾏ｢あ､さっき見てきたけど､あと一つだったよ｡｣

美山｢うそおおおおおおおおおおおお｣

ｶﾙﾏ｢…あとさ､女子達が俺のことずっとﾆﾔﾆﾔしながら見てくるんだけど……あれ何?俺なんかした?｣

美山｢/////｣


……ﾆﾔﾆﾔすんなよ……っ!!!!


ﾋﾞｰﾁに向かって駆け出しながら､私を見る女子達の表情を想像する｡


ｶﾙﾏ｢あ､そうそう｡Aちゃんの水着かわいいね｡｣

美山｢ふぇ…っ?!!?!////｣


ｶﾙﾏくんの突然の"かわいい"発言に､本気で転びそうになる｡


美山｢な……な……なに言って……////｣

ｶﾙﾏ｢あはっ､照れてんの?(笑)｣

美山｢ひ……日焼けだって言ったでしょ!!!!｣

ｶﾙﾏ｢嘘だぁ〜〜｣

美山｢じゃあ夕日!!!｣

ｶﾙﾏ｢もう沈むよ〜｣

美山｢じゃあぶり返した!!!｣

ｶﾙﾏ｢ふーん｡じゃあまた寝てなよ｡｣

美山｢………やだ｡｣


なんだかｺﾝﾄみたいなやり取りをしながら､みんなのいるﾋﾞｰﾁに向かう｡

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