甘酸っぱい距離感5
第22話-お泊まり3美山「嘘おおおおおおおお!!!私9時までどうするのおおおおおおおおおお!!!!」
電車が完全に止まったらしい現実を目の当たりにして、私は頭を抱える。
今日で夏休み最後だというのに、締めがまさかの電車事故とか…………ないわぁ。
カルマ「……ねぇ、Aちゃん。」
美山「??…なに?」
も、もしかして………私と9時まで待ってる、とか言ってくれたりするのかなっ?!!///
タクシー代払うよ、とか言って家まで送ってくれたりするのかなっ?!!///
――――って、んなわけ、
カルマ「嫌じゃなかったら、俺ん家来てもいいけど……」
……………。
……んなわけ…………えーっと………
美山「え……えぇええええぇぇええええぇぇええええええぇぇっ?!!?!」
.
カルマ「はい、入って〜」
美山「……………」
予想以上の豪邸を目の前にして、私の足が完全に止まる。
………えっ?
これカルマくんの家なの??
カルマ「両親海外旅行中だから、自由に使っていいよ。ほら、ぬれちゃうから早く。」
美山「あ、うんっ…」
カルマくんに腕を引かれながら門をくぐり、綺麗に整備された石畳の上を歩く。
カルマ「傘は適当に差しといて。」
ガチャッ
脇の傘立てを指差しながらそう言うと、カルマくんは家の扉を開けて中へと消える。
………結局、お言葉に甘えて来てしまった。
男の子の家にお邪魔するのは初めてだし……しかもそれがカルマくんの家だなんて………なんかドキドキする。
私も差していた傘を畳んで傘立てに差すと、遠慮がちに玄関に足を踏み入れた。
美山「お邪魔しまー………っ?!!」
――――その瞬間、私の目に飛び込んできたのは……
長い廊下と高い天井…
壁に掛けられた数々の絵画…
綺麗に並んだいくつもの部屋―――。
美山「…………すっごい……」
いや、外観から予想はできたけど……いざ入ってみると、まさに豪邸だった。
カルマくんはいつもこんなところで生活してるのか………
カルマ「…あ、びしょびしょだから先に風呂入る?7時まであと30分位あるし。」
カルマくんが一番奥の大きな部屋から顔を覗かせながら私に尋ねる。
見た感じ、どうやらそこがリビングのようだ。
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アルマ - い〜な〜い〜な〜!! (2017年8月15日 16時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 藤原拓海さん» ありがとうございます(*/∇\*)!!!文才皆無ですけど、読んでいただけて嬉しいです(*´∀`) (2013年9月17日 17時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
藤原拓海 - ロマンチック~♪私もあーやって、やりたいな~(´^`゜。) (2013年9月16日 21時) (レス) id: 3bbb29f878 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 彩華さん» ありがとうございます(ノ∀`;)!!!更新頑張ります…!!途中までは書いてるので、できるだけ早くあげさせていただきますm(_ _)m (2013年9月16日 14時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - 頑張ってください! 更新応援してます!! (2013年9月15日 15時) (レス) id: 795c023667 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2013年6月30日 15時