甘酸っぱい距離感5
第19話-海6カルマ「……ははっ(笑)なんでしゅんとしてんの?」
美山「え、」
カルマ「元気ないじゃん。大丈夫?」
いつもの調子で話し出すと、カルマくんは身を屈めて私の顔を覗き込んでくる。
カルマ「ずっとここにいたの?めっちゃ暑くなかった?」
真夏の太陽がジリジリと私達に照りつける。
暑いどころか……なんだろう……さっきまで大丈夫だったのに…………頭が痛い………。
美山「カルマくんがなかなかこっちに来ないから…私…探しに行こうと思って……」
カルマ「あ、そうなの?…俺もアイス食べたら戻ろうと思ってたんだけど……」
チラッ、とさっきの女の子を振り返る。
この位置だと後ろ姿しか見えないけど……なんだか淋しそうだ。
美山「カルマくん、あの女の子は………」
カルマ「あぁ、なんかトイレで不良に絡まれてたから助けたんだけど……そしたら、お礼に何か奢るってうるさくてさ。」
……やっぱり逆ナンか。
ていうか、また不良と喧嘩したんだ……
美山「いいの?置いてきちゃって…」
あんなにかわいいのに。
せっかくならもうちょっと……
カルマ「いいよ。俺ああいうタイプ苦手だし。」
美山「…えっ」
カルマ「初対面でなんであんなグイグイくるかね。ほんと無理。ゴミだけ置いて出てきちゃった(笑)」
美山「…………」
あはは、となんでもなさそうに笑うカルマくん。
……あんなにかわいくても…まったく興味ないんだ……
じゃあ……やっぱり私なんか……
カルマ「まぁ、Aちゃん見つけたからこっち来たんだけどね。」
美山「………えっ?」
カルマくんのその言葉に、俯きがちだった顔を上げる。
…あの子じゃなくて……私の方に来てくれたの……?
カルマ「……Aちゃん…本当に大丈夫?唇乾いてるし、顔赤いよ…?」
美山「え、……大丈夫だよ。」
―――なんて、嘘。
正直、頭痛が酷いし吐き気もする……
フラフラして、立っているのもやっとだ。
カルマ「ねぇ…熱中症じゃない?Aちゃん絶対熱あるよ。こっち来て……」
美山「あ、」
カルマくんに手を引かれる。
そのとき―――
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アルマ - い〜な〜い〜な〜!! (2017年8月15日 16時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 藤原拓海さん» ありがとうございます(*/∇\*)!!!文才皆無ですけど、読んでいただけて嬉しいです(*´∀`) (2013年9月17日 17時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
藤原拓海 - ロマンチック~♪私もあーやって、やりたいな~(´^`゜。) (2013年9月16日 21時) (レス) id: 3bbb29f878 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 彩華さん» ありがとうございます(ノ∀`;)!!!更新頑張ります…!!途中までは書いてるので、できるだけ早くあげさせていただきますm(_ _)m (2013年9月16日 14時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - 頑張ってください! 更新応援してます!! (2013年9月15日 15時) (レス) id: 795c023667 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2013年6月30日 15時