【暗殺教室】甘酸っぱい距離感4

甘酸っぱい距離感4

第17話-恋話3茅野｢きゃあああああっ!!!!ｶﾙﾏくんなのっ?!!!｣

奥田｢わぁっ!!そうだったんですね!!｣

片岡｢えっ､いいじゃん全然｡なんで隠すの｡｣

倉橋｢なんだぁ〜〜もっと早く言ってくれれば､いろいろ協力したのに〜〜｣

矢田｢美男美女だね!!お似合いじゃん!!応援するよっ!!｣

美山｢えっ…あ…ありがとう……///｣


私の好きな人の正体に､ﾃﾝﾄの中は黄色い声で満たされる｡

予想外の反応に正直驚いた｡
みんな笑うだけかと思ってたから……


中村｢それで?どこまでいってるの?｣

美山｢ど…どこまでって……まだ私の片想いだし……｣

倉橋｢片想いなんだぁ〜可愛い〜一番ｷｭﾝｷｭﾝする時期じゃん!!!｣


……完全に話の中心になってしまった｡

これはもう…逃げられないな……


美山｢一応昨日､手繋いだけど……｣

矢田｢えっ!!!Aちゃんの方から?!!｣

美山｢ううん……ｶﾙﾏくんの方から……｣


｢｢｢きゃああああああああああっ!!!!///｣｣｣


岡野｢それって結構脈ありなんじゃん?!｣

原｢絶対好かれてるよ!!｣

美山｢そ…そうかなぁ……｣


あれ､絶対無意識だと思うんだけど……

まぁ…そういうところが好きなんだけどさ……


律｢ｶﾙﾏさんはああ見えて結構優しいですけど､美山さんにだけは特別優しいと思いますよ｡｣

美山｢えぇ〜そんな､私もみんなと変わんないよ｡｣

律｢そうですか?…ふふっ､まぁそうかもしれませんね｡｣


律ちゃんが謎の笑みをこぼす｡

特別優しい……?

確かにｶﾙﾏくんは優しいけど……
私だけ特別だなんて……そんなわけないよ｡


片岡｢まぁ､片想いだろうと両片想いだろうと､まずはあれでしょ!!ﾃﾞｰﾄ!!!｣

美山｢!!!｣


え…ﾃﾞ､ﾃﾞｰﾄ……?!!!!


中村｢あっ､そういえば月末に花火大会あるじゃん｡それに誘ったら?｣

矢田｢いいねっ!!!夏のﾃﾞｰﾄといえば､花火大会とお祭りだもんねっ!!!｣

美山｢えっ…私から誘うの……??｣

中村｢そりゃあ､こっちから誘わないでどうすんの｡｣

美山｢………だよね｡｣


まじか……
ﾃﾞｰﾄなんて初めてだよ……

告白されることは過去に何回かあったけど…彼氏を作ったことなんて一度もない｡

ていうか､恋をしたことも一度もなかった｡

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