【暗殺教室】甘酸っぱい距離感4

甘酸っぱい距離感4

第19話-海1倉橋｢う〜〜み〜〜〜っ!!!!｣


海水浴場に着くやいなや､元気に砂浜を駆け出す陽菜乃ちゃん｡


片岡｢やっぱり結構混んでるね〜｣

矢田｢人気だもんね､ここの海｡｣



―――夏といったら海水浴!!

ということで｡
私達は今､近くの海水浴場に来ている｡

見渡す限り､水着姿の人達でいっぱい｡
肌色が目に眩しくて､なんだかちょっとﾄﾞｷﾄﾞｷする｡


茅野｢…巨乳が1人……巨乳が2人……巨乳が3人……｣


………隣で巨乳の人数を数えている茅野ちゃんにも､違う意味でﾄﾞｷﾄﾞｷする｡


呼んだﾒﾝﾊﾞｰは､E組生徒の大半とﾋﾞｯﾁ先生｡

寺坂達不良組は面倒くさいって言って来なかったし､烏間先生は防衛省の仕事で忙しいみたい｡


……あ､えーっと…殺せんせーは………


殺｢いやぁ〜〜夏と言えばやっぱり海ですよね〜〜ﾇﾙﾌﾌﾌ｣

美山｢………ねぇ､誰が殺せんせー呼んだの?｣

奥田｢誰も呼んでないはずです｡｣


――なんとなくこの場に不釣り合いな生物が､これまた違和感ありまくりの格好をして隣に立っていた｡

呼んだ記憶がないんですけど……｡


片岡｢ちょっと殺せんせー!!国家機密だからあえて呼ばなかったのに､なんで着いて来たの?!｣

速水｢どうせ水着目当てなんでしょ｡｣

倉橋｢烏間先生いないんだから､変なことしないでよね｡｣

岡野｢なんならﾊﾞｽの中で待たせといたら､いろいろ安全なんじゃないの?｣

殺｢………皆さん酷い言い種ですね｡｣


次々に文句を言われる殺せんせー｡

うん､まぁ……海水浴場に人外触手生物は､真面目に気持ち悪い｡


殺｢でも､中学生だけで海水浴だなんて､危険すぎて放っておけません!!!水難事故とか､熱中症とか､軟派されてそのまま誘拐でもされたらどうするんですか!!!｣


集まっている女子生徒を見回しながら､殺せんせーが大声でそう主張する｡


美山｢えぇ…大げさだなぁ…｣

原｢監視役なら､一応ﾋﾞｯﾁ先生いるし…｣

殺｢そのｲﾘｰﾅ先生が当てにならなそうだから言ってるんです｡｣


ほら､と殺せんせーの指さす方向に目を向ける｡


ﾋﾞｯﾁ｢夏は山より海よ!!!見なさいｶﾞｷども!!!私の今年のｾｸｼｰ水着を!!!!｣


ﾊﾞｻｯ

ﾋﾞｯﾁ先生が私達の目の前で､おもいっきり上着を脱ぎ捨てる｡

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