甘酸っぱい距離感3
第14話-ﾊﾝｶﾁ3咄嗟に私に左腕を掴まれて少し動揺するｶﾙﾏくんだが､そんな彼を余所に､私は強引にﾎﾟｹｯﾄに突っ込んでいた左手を引っ張り出す｡
美山｢…包帯………｣
真っ先に目に飛び込んできたのは､私のﾊﾝｶﾁと同じ…白い包帯｡
指は動かせるようになっており､固定もそこまで頑丈ではないが､いつも楽しそうに殺せんせーを暗殺するその手ではなかった｡
ｶﾙﾏ｢……そんな顔しないでよ｡｣
美山｢…でも……全部私のせいだから……｣
私が､あそこですぐに戻っていれば……
私が､木登りなんかしなければ……
私が､あのｽﾀﾝﾌﾟを見つけなければ……
ｶﾙﾏくんは………
ｶﾙﾏ｢……そうやって本気で心配してくれる人……久しぶりに会ったな｡｣
美山｢え…?｣
……どうして?
心配するの､普通でしょ…?
ｶﾙﾏ｢ほら俺って､周りからは喧嘩好きの不良って思われてるからさ｡まぁ､実際そうなんだけど……学校に怪我作って登校しても､別に何とも言われなくて…よくあることだから｡｣
美山｢………｣
ｶﾙﾏ｢…親身になって心配してくれたの､今までは渚くんくらいだった｡……Aちゃんって､結構世話好きだったりするの?｣
世話好き……?
ううん｡
全然そんなんじゃない｡
美山｢ｶﾙﾏくんだから｡｣
ｶﾙﾏ｢えっ?｣
予想外の答えだったのか､ｷｮﾄﾝとするｶﾙﾏくん｡
美山｢ｶﾙﾏくんが……｣
好き…だから……
大好きだから………
美山｢ｶﾙﾏくんが怪我してると……なんか気になっちゃうんだ｡あははっ､なんでだろうね?(笑)｣
……でも､ﾎﾝﾄの気持ちは…まだ言わない｡
言っても今は……
伝わらないと思うから｡
ｶﾙﾏ｢ふーん…変なの(笑)――そういや､2時から肝試しだね｡楽しみ｡｣
さっきまでの儚げな表情と一転…生き生きとした笑顔で笑うｶﾙﾏくん｡
確かにｶﾙﾏくんって､こういうの好きそう……
美山｢肝試しﾄﾞｷﾄﾞｷするもんね!!真っ暗な夜道を懐中電灯の明かりだけを頼りに進む､あのｽﾘﾙ感たまんないよねっ!!!｣
ｶﾙﾏ｢まぁそれもあるけど､脅かしてくる奴ぶっ飛ばすの楽しいじゃん｡｣
美山｢………｣
あぁ……そういう楽しみ方をしているんですか｡
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アザレア(プロフ) - すいません。二次創作なんでオリジナルフラグ外してください。 (2016年3月13日 7時) (
レス) id: c48119264c (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 影音緋炉さん» ありがとうございます(*^∀^*)♪嬉しいです!!!更新頑張ります…!!! (2013年5月28日 1時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - ありがとうございます(T∀T)!!!とっても嬉しいです(*´∀｀)♪最近更新停滞気味なので､近々UPできるよう頑張ります!! (2013年3月31日 15時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
キリア(プロフ) - とっても面白いですっ！キュンキュンしましたぁ(*∂∀∂*)更新期待してます！！ (2013年3月31日 1時) (レス) id: 7cf4d09660 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 面白いですよねっ(*´∀｀) 暗殺教室大好きです(*^^*)!! (2013年3月24日 2時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年3月11日 1時
