甘酸っぱい距離感3
第14話-ﾊﾝｶﾁ2茅野｢Aちゃん､会ってきたら?私達ﾃﾝﾄで寝袋敷いて待ってるから｡｣
奥田｢荷物持って行きますよ｡｣
美山｢え､あ………じゃあ…｣
2人にそう促されたので､荷物を預け､烏間先生のﾃﾝﾄに向かうことにした｡
美山｢…えーっと……烏間先生のﾃﾝﾄは……｣
…………どれだ?!
いや､位置はなんとなくわかるんだけど……毎日違うｷｬﾝﾌﾟ客が出入りするから､景色が変わってわかりにくい｡
美山｢あっ｣
ふと視界の端を赤い何かが横切った気がした｡
美山｢いた!!ｶﾙﾏくん!!｣
ｶﾙﾏ｢!｣
ｶﾙﾏくんの背中に呼びかけながら､立ち止まった彼に走りよる｡
ｶﾙﾏ｢Aちゃん｡どうしたの､迷子?(笑)｣
美山｢え?!そ､そんなわけないじゃんっ!!!｣
振り向きざま､いきなり冗談を飛ばしてくるｶﾙﾏくん｡
あはは､と笑う顔はいつも通りだが､頬にはｶﾞｰｾﾞや絆創膏がついていて痛々しい｡
美山｢怪我……大丈夫…?ごめんね､私のせいで……｣
罪悪感が再び私を襲う｡
後ろめたくて､視線を足下に落とす｡
ｶﾙﾏ｢え､全然気にしなくて大丈夫だよ?烏間先生が大袈裟なんだよ｡てか､みんな大袈裟だよね｡｣
美山｢……いや…妥当だと思うけど……｣
ｶﾙﾏ｢あっそうそう､Aちゃんに返さなきゃいけないものがあってさ｡｣
美山｢話飛んだ?!｣
ﾏｲﾍﾟｰｽにｼﾞｬｰｼﾞのﾎﾟｹｯﾄを探るｶﾙﾏくんは､取り出したものを私に差し出す｡
美山｢あ､これ……私が……｣
ｶﾙﾏくんの手を間接的に握るために使った､白いﾊﾝｶﾁ(なんかやらしいな)｡
ｶﾙﾏ｢ちょっと汚れちゃってたから､ｼｬﾜｰ室で洗ったんだ｡ありがとね｡｣
美山｢わざわざ…?そんなっ､気にしなくていいのに!!｣
丁寧に畳まれたﾊﾝｶﾁを受け取ると､なんだか前より白くなって見えた｡
怪我した手をぬらして洗ってくれたんだろうか｡
………優しいなぁ｡
美山｢ありがとう……｣
ｶﾙﾏ｢あ､でも､石鹸で簡単に洗っただけだから､家帰ってちゃんと漂白とかしたほうがいいk……｣
美山｢手､見せて｡｣
ｶﾞｼｯ
ｶﾙﾏ｢え､え…っ?｣
←第14話-ﾊﾝｶﾁ1｜第14話-ﾊﾝｶﾁ2｜第14話-ﾊﾝｶﾁ3→
ラッキーアイテム
布団乾燥機
この作品をお気に入り追加
登録すれば後で更新された順に見れます 25人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アザレア(プロフ) - すいません。二次創作なんでオリジナルフラグ外してください。 (2016年3月13日 7時) (
レス) id: c48119264c (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 影音緋炉さん» ありがとうございます(*^∀^*)♪嬉しいです!!!更新頑張ります…!!! (2013年5月28日 1時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - ありがとうございます(T∀T)!!!とっても嬉しいです(*´∀｀)♪最近更新停滞気味なので､近々UPできるよう頑張ります!! (2013年3月31日 15時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
キリア(プロフ) - とっても面白いですっ！キュンキュンしましたぁ(*∂∀∂*)更新期待してます！！ (2013年3月31日 1時) (レス) id: 7cf4d09660 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 面白いですよねっ(*´∀｀) 暗殺教室大好きです(*^^*)!! (2013年3月24日 2時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような占いを簡単に作れます → 作成
この占いのブログパーツ
作成日時：2013年3月11日 1時
