甘酸っぱい距離感3
第16話-肝試し5ｻﾞｯ…ｻﾞｯ…ｻﾞｯ…ｻﾞｯ…
殺せんせーが言っていた怪談話と同じだ｡
全く同じだ｡
あの続きがどうなったのかは知らないけど……今の状況は絶対……
ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ
もう真後ろにいる｡
怖い………
誰か来てよ……
ｶﾙﾏくん…………っ
ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ
目元にうっすらと涙を溜めながら､やっとの思いで立ち上がる｡
これで逃げられる……
ｶﾙﾏくんのところに行ける……
………そう思ったのだが｡
ﾎﾟﾝｯ
美山｢ひゃっ?!!!｣
………肩に手を置かれた｡
荒い鼻息が聞こえる｡
何………なに………
怖くて涙が溢れそうだった｡
ｶﾙﾏくん……ｶﾙﾏくん……
どこにいるのｶﾙﾏくん……っ
助けて………っ
ｺﾞﾄｯ
震える手から懐中電灯が滑り落ちる｡
お…落ち着け……
落ち着け私……
もしかしたら､道に迷ったｷｬﾝﾌﾟ客かもしれない｡
私達と同じように肝試しをしにきたとかで｡
それか､これも殺せんせーの仕掛けたﾄﾗｯﾌﾟなんじゃ……そうだよ､あの先生なら全然あり得る｡
ちょっとやばいのは暴走族とかだけど……私だって喧嘩は強い方だし､脛とかに一撃加えればきっと大丈夫……
美山｢だ…誰ですか……?｣
…………｡
応答はない｡
だがその代わり､肩を掴む力が少し弱くなった｡
美山｢手……離してもらえますか……?｣
震える声でそう頼むと､素直にもゆっくりと手を離してくれた｡
あ､意外と話が通じる人なのかもしれない｡
私はちょっと安心した｡
涙でぬれた目を拭うと､相手が誰なのか確認するために後ろを振り向いた｡
――――だが､その瞬間……
美山｢きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!｣
.
ｶﾙﾏ｢………ちゃん……Aちゃん……Aちゃんっ!!｣
美山｢!!｣
ｶﾞﾊﾞｯと勢いよく身を起こす｡
すると目の前には､心配そうな顔をして私を覗き込むｶﾙﾏくんがいた｡
ｶﾙﾏ｢大丈夫?!なんかあった?!すごい悲鳴上げてたけど……｣
美山｢ｶ……ｶﾙﾏくん……っ｣
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アザレア(プロフ) - すいません。二次創作なんでオリジナルフラグ外してください。 (2016年3月13日 7時) (
レス) id: c48119264c (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 影音緋炉さん» ありがとうございます(*^∀^*)♪嬉しいです!!!更新頑張ります…!!! (2013年5月28日 1時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - ありがとうございます(T∀T)!!!とっても嬉しいです(*´∀｀)♪最近更新停滞気味なので､近々UPできるよう頑張ります!! (2013年3月31日 15時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
キリア(プロフ) - とっても面白いですっ！キュンキュンしましたぁ(*∂∀∂*)更新期待してます！！ (2013年3月31日 1時) (レス) id: 7cf4d09660 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 面白いですよねっ(*´∀｀) 暗殺教室大好きです(*^^*)!! (2013年3月24日 2時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年3月11日 1時
