【暗殺教室】甘酸っぱい距離感2

甘酸っぱい距離感2

第9話-ｷｬﾝﾌﾟ2奥田｢花火もありますよ｡｣

美山｢え､本当だ!!すっご!!うわ､楽しみ〜〜｣


初めてのｷｬﾝﾌﾟに興奮を押さえきれない｡

もともと自然が好きってのもあるけど､E組のみんなと2泊3日一緒にいられると思うと､余計ﾜｸﾜｸする｡


烏間｢ﾃﾝﾄを張り終わった生徒から､隣の休憩所に集合してくれ｡今日一日の日程を伝える｡｣


烏間先生が全員に呼び掛ける｡


茅野｢そういえば､日程全然知らされてないよね｡｣

奥田｢今は…ちょうど13時になるところですね｡これから何するんですかね?｣

美山｢あ､予想してあげる!!昼食後だし､絶対ｽﾎﾟｰﾂ系だよ!!｣

茅野｢あぁ〜ありそう〜｣

奥田｢ｽﾎﾟｰﾂ…暗殺ﾊﾞﾄﾞﾐﾝﾄﾝとかですか?｣

美山｢うーん…多分ﾄﾞｯｼﾞﾎﾞｰﾙ｡｣

茅野奥田｢｢なんで!?｣｣


3人でわいわい議論しながら､隣の休憩所に到着｡

両脇に茶色いﾍﾞﾝﾁが設置してあり､夏の暑い日差しを和らげるために､ﾂﾀに覆われた屋根がついている｡


茅野｢結構涼しいね｡｣


ｷｮﾛｷｮﾛと辺りを見回すと…あ､いたいた｡


美山｢ｶﾙﾏくん､渚くん､杉野くん!!｣

ｶﾙﾏ｢!…Aちゃん｡｣


隅のﾍﾞﾝﾁに腰かけている3人に手を振りながら駆け寄る｡


渚｢みんなおはよう｡｣

杉野｢いつもに増して元気だな､美山は｡｣

美山｢まぁね｡｣


普段はこんなんじゃないんだけど､今回はちょっと特別｡


茅野｢みんなは､この後何すると思う?｣

渚｢あ､それならｶﾙﾏくんが見当つけてたけど…｣

美山｢えっ!!なになに!?やっぱりﾄﾞｯｼﾞﾎﾞｰﾙ!?｣


まぁ…ﾄﾞｯｼﾞﾎﾞｰﾙは､ただ単に私がやりたいだけなんだけど(笑)


ｶﾙﾏ｢え､ﾄﾞｯｼﾞﾎﾞｰﾙじゃないと思うよ?(笑)…さっきｼﾞｭｰｽ買いに行ったら､先生たちが食材の袋持ってｸｲｽﾞの確認してたから､多分そういうことじゃん?｣

杉野｢夕飯を賭けたｸｲｽﾞﾊﾞﾄﾙ的な｡｣

奥田｢えぇ〜そうなんですか!?｣

ｶﾙﾏ｢多分ね｡｣


……おっとまじか｡

課外授業っていう名目だもんなぁ｡
そりゃ授業っぽいことするか｡

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