甘酸っぱい距離感2
第12話-ｽﾀﾝﾌﾟﾗﾘｰ5ｶﾙﾏ｢…あははっ(笑)お腹空いたのAちゃん?じゃ､お昼にしよっか｡｣
美山｢あ……えっ…｣
おかしそうに笑うと､ｶﾙﾏくんは私の腕を引いて木陰に連れていく｡
ｶﾙﾏ｢まぁ､もう12時半だもんね｡頂上目指そうかと思ったけど､ここで大人しく待ってた方が無難なのかも｡暑いし｡――はい､Aちゃんの｡食べていーよ｡｣
近くの木の根元に腰かけると､ｶﾙﾏくんがお昼用のおにぎりを1つ私に手渡す｡
美山｢え……いいの?｣
ｶﾙﾏ｢だってAちゃんお昼持ってないでしょ｡食べなよ｡おかずとお茶もあるよー｡｣
美山｢あ……ありがとう…｣
少し変形したおにぎりの銀紙をめくり､一口頬張る｡
美山｢おいしい……っ!!｣
酸味のきいた梅の味が口の中に広がる｡
…けれど､どこか甘酸っぱい､優しい味｡
ｶﾙﾏ｢…よかった｡｣
私の幸せそうな顔を見て､柔らかい微笑を浮かべるｶﾙﾏくん｡
―――それから私達はしばらくの間､黙々とおにぎりを食べ進めた｡
美山｢……ねぇ､ｶﾙﾏくん｡渚くん達いつ来てくれるかな?｣
おにぎりの最後の一口を頬張りながら､横でお茶を飲んでいるｶﾙﾏくんに聞く｡
ｶﾙﾏ｢うーん……あの地図によると､ｷｬﾝﾌﾟ場から山頂までのﾊｲｷﾝｸﾞｺｰｽが約2時間らしいから､早ければ1時間くらいで迎えが来るかもね｡｣
美山｢1時間……かぁ…｣
長いなぁ………
ｶﾙﾏ｢まぁ､もう半分くらい過ぎたから､あと30分かな｡来るのは多分殺せんせーだろうけどね｡ﾏｯﾊで探せば速いし｡｣
美山｢……みんなに迷惑かけちゃったね…ごめんね…｣
あそこで無理して登らなければ……
こんなことにはならなかったのに……
ｶﾙﾏ｢…大丈夫だよ｡5時までに戻ればいいんだし｡｣
美山｢でもｽﾀﾝﾌﾟ…｣
ｶﾙﾏ｢さっきのやつ持ってるでしょ?あと4個じゃん｡すぐ見つかるって｡大丈夫だよ｡｣
美山｢……そうかな｡｣
眠そうな声で他人事みたいに言うけど……ｶﾙﾏくんに大丈夫って言われると､少し安心する｡
あとでちゃんと謝れば…みんなきっと許してくれるよね………｡
―――――
長いな…(笑)
続編に続きます↓
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
通りすがりの者 - オリジナルフラグ対象作品ではないため、オリジナルフラグをお外しください。 (2016年7月26日 22時) (
レス) id: a1589de459 (このIDを非表示/違反報告)
愛利 - すみません、作品を読んだあとに気になってしまったので… この作品は暗殺教室の二次創作ですよね？だったらオリジナルフラグを外すのがここのルールなのでは…？ルール違反で晒されていたのでオリジナルフラグははずした方がいいと思いますよ (2016年2月13日 3時) (レス) id: ec37f68dd7 (このIDを非表示/違反報告)
飴斗湧璃(プロフ) - オリジナルフラグ対象作品ではないため、オリジナルフラグをお外しください。 (2016年2月10日 21時) (レス) id: 510bc2f5a0 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - なっつ〜さん» ありがとうございますっ(∩∀`＊)更新頑張ります…!!! (2013年8月16日 10時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - Kさん» ありがとうございますっ(*´∀｀)thanks!!! (2013年7月31日 11時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2013年2月20日 20時
