【暗殺教室】甘酸っぱい距離感

甘酸っぱい距離感

第4話-編入1担任｢美山〜後でちょっと社会科室来い｡｣




………?


あれっ､私?





―――翌日の朝のﾎｰﾑﾙｰﾑ後｡

なぜか担任の先生に呼び出された｡



友人｢Aなんかしたの?(笑)｣

美山｢いや?何もしてないと思うけど……｣



何かしたかな……?





ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ



美山｢失礼しまーす｡｣

担任｢おう､来たか美山｡｣

美山｢なんですか先生?｣

担任｢単刀直入に言うが……お前､昨日の集会でE組と話してただろ｡｣


……あぁ｡なるほどそれか｡


美山｢はい｡｣

担任｢何話してたんだ?｣

美山｢何って別に……落とし物を渡しただけです｡｣

担任｢ほぉ､落とし物?｣

美山｢はい｡｣

担任｢なんでわざわざ?｣

美山｢そりゃ､なかったら困るかなって……｣

担任｢へぇ…じゃあ､その生徒が困らないように､わざわざ渡しに行ったと｡｣

美山｢まぁ……｣

担任｢その生徒の為を思って?｣

美山｢だって持ってても邪魔だし｡｣

担任｢拾わなきゃいいじゃないか｡｣

美山｢そうですけど……なんか気になったから…｣

担任｢気になった?｣


……しつこいなこいつ｡


美山｢なんで?渡しちゃ駄目なんですか?｣

担任｢いやいや､そんなことはない｡｣

美山｢じゃあ特にお咎めなしですよね?授業が始まるので､私戻りますよ｡｣


面倒くさいので､担任に背を向けてさっさと戻ろうとする｡


担任｢待て美山｡それじゃあ､昨日赤羽業と楽しそうに電車で話しながら帰っていたというのは本当か?｣



美山｢……………えっ｣



う､うそ………

まさか誰かに見られてた!!?



美山｢か､帰ってません｡｣

担任｢ほぉ…嘘はいけないよ｡｣

美山｢嘘じゃありません｡｣


完璧嘘だわ……｡



ｽｯ



美山｢!!!??｣

担任｢証拠写真だ｡｣


私の目の前に掲げられた1枚の写真｡

そこに写っていたのは………


担任｢これは間違いないだろう｡さて､言い訳でも聞こうか｡｣

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