甘酸っぱい距離感
第2話-集会1ザワザワ………
今日は、月一回の集会の日。
ぶっちゃけこれ必要あんのって思うけど、一応決まりだからちゃんと行く。
――てか、今回は一応行かなくちゃならない目的があったからね。
美山『うーん……どこにいるんだろう……』
キョロキョロと人混みを見渡して私が探しているのは、赤羽業。
昨日のBB弾を返すためだ。
あと………一応お礼も。
E組の列をざっと見ても、それらしい人物は見当たらない。
髪が赤いから、すぐにわかると思ったんだけど……。
渚「あ、カルマくん!!もう〜遅いよ〜またサボろうとしたんでしょ!!」
美山「!!」
カルマ「ごめんごめん〜だって面倒くさいじゃんこれー」
いた!!
やっと見つけた!!
私は生徒の間をかいくぐって、赤羽業のもとに近寄る。
美山「あ…赤羽業……くん!!」
E組「!?」
私の声に反応して、E組の生徒が一斉にこちらを見た。
うわ……
……な…なんか…気まずっ…。
カルマ「ん?あぁ…昨日の…」
振り向いた赤羽業の右頬には、まだうっすらと擦り傷の痕。
美山『………』
カルマ「何か用?俺と一緒にいると、いろいろまずいと思うんだけど…」
………え…?
そう言われて周りを見ると……確かに、軽蔑したような視線が、私とE組に注がれていた。
美山「あ……いや……」
友人「…A?!何してんの?」
げっ……
バッ
美山「こ、これ!!昨日落とした、あんたの落としもの!!」
早くこの場から離れたくて、私は乱暴に赤羽業の腕を掴むと、BB弾の入ったケースを手の中に押し込んだ。
カルマ「あ、拾ってくれたの?探してたんだよねー」
美山「わ、わざわざ届けに来てあげたんだから、感謝しなさいよ!!?」
ダッ
それだけ言うと、私は逃げるように友人のもとへと走った。
ラッキーアイテム
入浴剤
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アザレア(プロフ) - すいません。二次創作なんでオリジナルフラグ外してください (2016年3月13日 7時) (レス) id: c48119264c (このIDを非表示/違反報告)
ria(プロフ) - オリフラ外して下さい (2015年6月8日 1時) (レス) id: 4110561723 (このIDを非表示/違反報告)
白黒零(プロフ) - この作品はとってもおもしろいしいいと思いますが、オリジナルフラグは外した方がいいと思いますよ。 (2014年12月2日 17時) (レス) id: e7d1d14b1a (このIDを非表示/違反報告)
はな - ヤバいヤバい〜!!!カルマ君イケメン過ぎますョー^^応援してます!コメ頂けると、0んでもいい・・・・ (2014年4月12日 17時) (レス) id: 4c7f4bda65 (このIDを非表示/違反報告)
美緒(プロフ) - 世の中の流行などに熱中しやすい人のことですかね。でもこの設定…あんまり生かせてないので気にしないでいいですよ(´∀`)笑 (2013年3月19日 19時) (携帯から) (レス) id: 7b4f24b296 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2013年2月6日 1時