【暗殺教室】甘酸っぱい距離感

甘酸っぱい距離感

第6話-憧れ2殺｢ここは……で……で……となります｡｣



―――1時間目数学｡

黒板の前には､謎の超生物｡



…あの生物､まじで先生出来るんだ……｡

みんな普通に受けてるけど､この状況っていろいろおかしいよね?(笑)


殺｢じゃあこの答えを…美山さん｡｣

美山｢はっ!?わ､私…!?｣


今日来たばっかなのに､いきなり指すの!!?


美山｢えーっと……6??｣

殺｢正解!!さすが!!勉強面では問題ないですね｡素晴らしい!!｣


…なんかめっちゃ誉められた｡

黒板に花丸まで描いてる｡


殺｢では､抜き打ち小ﾃｽﾄを配ります｡｣



………へ?!!



美山｢えっ?!私来たばっかなんですけど!!｣

殺｢大丈夫です｡簡単なので｡｣


いやいや…
そういう問題じゃなくて……


ｶﾙﾏ｢殺せんせーの抜き打ちﾃｽﾄなんてしょっちゅうだよ｡俺も登校初日から小ﾃｽﾄやらされたし｡｣

美山｢ｶﾙﾏくんは頭いいじゃん｡｣

ｶﾙﾏ｢えっ｣

美山｢いつも上の方に名前書いてあったの知ってるよ｡中間4位だったよね｡｣

ｶﾙﾏ｢よく知ってるね｡｣

美山｢あっ､いや…上位はいつもﾁｪｯｸしてたから……｣


殺｢こらそこ!!私語は禁止ですよ!!｣


ｶﾙﾏ美山｢｢…はーい｣｣









.









茅野｢すごーい!!!今回の小ﾃｽﾄ超難しかったのに､Aちゃん82点なのー?!!｣

美山｢まぁ…｣



――――昼休み｡


私の机の周りには､生徒がたくさん寄ってきている｡


転校生にはありがちだけど､編入でもこんなに歓迎されるんだ………｡


美山｢まぐれだよまぐれ(笑)私そんな頭よくないし｡本校舎だとみんな普通に9割取るし｡｣

前原｢本校舎だと､これくらい取れて普通なのか…｣


………"本校舎"はNGﾜｰﾄﾞだった!!!


美山｢で､でもっ､奥田さんとか90点でしょ?私より高いじゃん!!｣

奥田｢あ､一応理系寄りなので…｣

美山｢ｶﾙﾏくん100点だし!!｣

磯貝｢ｶﾙﾏの100点は毎回だからな｡｣

前原｢もう慣れたよな｡｣


……えっ!!!

ｶﾙﾏくんいつも100点なの?!!


木村｢逆に､100以外の点数取ったらそれこそ衝撃だよな｡｣

美山｢ふーん……｣

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