私とＴＶＸＱの甘い生活　第六章

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Aさんの診断結果

帰国私の体調もすっかり回復し、私達は日本へ帰国する事となった。
私の入院中、彼らは韓国のテレビ出演やラジオ番組への出演をこなしていた。
どうやらその度に私との事を聞かれ、『大切な存在です』と答えていたようだが...。
空港に到着し、私は彼らと兄とともに搭乗手続きを行って、飛行機へと乗り込んだ。
その際、空港に集まったものすごい数のカシオペアに、私は握手を求められたり、写真を撮られたりともみくちゃ状態になった。
彼らはいつも、こんな状態をすり抜けてるんだぁ...。大変だなぁ...。私はそんな事を思った。
途中、何もないところで私はつんのめって転びそうになったところを、ユノが私の腰を抱いて助ける場面があった。
これには周りから『キャー』という声が上がった。
韓国メディアもそれを撮り逃さず、フラッシュの嵐。そして、リポーターが何やら韓国語で話しかけてくる。
でも私は全く理解ができず、満面の笑顔で返した。すると、それに対してまた、カシオペアが『キャー』という声を上げる。
今は何やってもこんな調子なんだろうなぁ...。私は飛行機に乗り込む前、韓国メディア、カシオペアのみんなの方を向き、深々とお辞儀をした。
今回の事で、韓国の人の温かさを改めて実感し、ファンの大切さ、彼女達の為にもいつか恩返しするという夢も持てた事。
異国の地でいろんな事に気付かされた。
また近いうちに、今度はちゃんとプロのピアニストとして戻って来る...。
私はそう誓って、飛行機に乗り込んでいった。

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