bright tomorrow・・・〜君との明日〜
18.電話平日なこともあり、彼が変帰った後は、誰も来ない。
マスター：A〜！今日はもう上がっていいぞ〜。
A：はーい。
少し気疲れしてたから、ラッキーだ。
私はエプロンを腰から外してマスターに声を掛ける。
A：お先に失礼します。
マスター：はいよ〜、お疲れ〜。
店から家に帰る途中、コンビにでチューハイを一本だけ買った。
今日は何だか少しだけお酒が飲みたい気分。
コンビニから家までの道のりの途中にある小さい公園のブランコに乗りながら、さっき買ったチューハイを飲む。
A：…ぷは〜っ！
真夜中の公園は本当に静かで、自分の声が響いて聞こえた。
♪〜(着信音)
私は、カバンの中から携帯を慌てて取り出すと、誰からか確かめずに出た。
A：もしもし？
ユチョン：もしもし、ユチョンですけど…
A：え？ユチョンさん？
ユチョン：うん、そう。そろそろバイト終わった頃かな〜…なんて思って。
A：勘いいですね！今日はあの後、お客さん来なくて、早めに帰れたんです。
ユチョン：やっぱり？笑 あ、さっきはありがとうね〜。何気にサービスしてくたでしょ？
A：気づいてたんですか？
ユチョン：3〜4杯飲んだのに、あの値段はね？ 笑
A：それくらいしかできないので…。
ユチョン：約束覚えてくれてたんだね？ありがと。
さっきまで、あんなに緊張して話していた相手なのに、お酒がは入ってるせいか、滑らかに言葉が出てくる自分に私は驚いた。
ユチョン：ねぇ、今度一緒に飲もうよ！Aさんと飲んでみたい。
A：い〜ですよ。ぜひ行きましょう〜。
ユチョン：わ、楽しみだな。あ、じゃあ、また連絡するね。
A：はーい。
このとき私は、彼の申し出をどうせ社交辞令だろうと思っていた。
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作者名：kiki
