JEJUNG & YUCHUN from TVXQ【bright tomorrow ・・・】

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bright tomorrow・・・～君との明日～

16.確信　【YUCHUN】予定通り仕事は早めに終わった。

ユチョン：マネージャー、今日、途中で降ろしてもらっていい？

マネージャー：いいよ。

ユチョン：ありがとう。

他のメンバー、特にジェジュンは納得いかなそうな表情で俺を見ている。

ユチョン：じゃ、あとで。

そう言って車を降りて、“green”に向かった。

カラン…

扉を開けてカウンターの方を見ると、彼女がいた。

実は今日彼女がバイトかどうかは、この瞬間まで分からなかった。

だからこそ、秘かに一人で賭けをしていた。

彼女が店にいれば、連絡先を聞く。そうじゃなければ、二度と接触しない。そう決めていた。

賭けの結果は自分が望んでいたものだった。

他愛もない会話をして、本題を切り出した。

ユチョン：…ねぇ、Aさんの連絡先知りたいな～＾＾

A：え？

彼女は少しビックリした表情をした。

ユチョン：いや、ほら、昨日も言ったでしょ？また一緒にご飯食べたいな～って。

俺は慌てて理由を付け足す。

A：あ、あ～！そうですね。私、昨日連絡しなくて…ごめんなさい。

ユチョン：いや、僕からの方が誘いやすいかな？って思って。後から考えたら女性から誘いづらいなって思って。ごめんね、配慮足りなくて。

配慮？違う… そんなの口実だ。
自分の口から出た言葉が可笑しかった。

A：いやいや、何か逆に気を使わせてしまって。また、借りできちゃいました。

素直な彼女は、そんな気持ちに気づくはずもなく、微笑んだ。

そして、会計のとき、こっそりメモ帳を破ったらしきものを渡してくれた。

A：これ、私の携帯のアドレスと番号です。

ちょっと照れてるみたいに見えた。

ユチョン：ありがとう。連絡するね？

俺はニコって笑って店を足早に後にした。

タクシーに乗って帰る途中、確信した。

出会ってすぐなのにこんなに惹かれてるなんて認めたくなかったけど、やっぱり自分はあの子に急激に惹かれてるってことを。

だって、このドキドキは好きって気持ち以外では説明できないと思ったから。