虹のカケラ [相葉ちゃん:病系]

Aさんの診断結果

二宮side撮影を終えて相葉くんは半ばマネージャーに強制で病院へと連れて行かれた。

俺も月に一回腰の検査に行かなきゃいけないのを思い出して、マネージャーと病院へと向かった。

マ「多分相葉さんもこの病院ですよ。」

二「あー、前運ばれたのここだっけ？」

病院に着いた俺はちゃっちゃと検査を済まして相葉くんがいるであろう所へ行って驚かそうとした。

通りかかった診察室から相葉くんと先生の声がした。

医「本当にストレスの原因になっているような、思い当たる点はありませんか？」

相「ありません。」

ふと入口のの上を見ると『精神科』の文字。
なんでこんなとこにいるんだ？

医「いつでも話しに来てくださいね。きっと楽になりますから。」

精神科医ってだけあって、凄く優しそうな声。

出てきた相葉くんに後ろから声をかけるとびっくりした、と笑った。

二「何でですか？」

入口の文字を指差しながら言うと苦笑いをした。

相「いきなり話聞くから、とか優しくされて俺も意味わかんないよ。」

ストレス…精神科…体調が悪くなる…
思いつくのは『ストレス病』という文字。

二「あなたもしかして…」

相「ちょっ、変な勘違いしないでよ。俺がだよ？世界一能天気な男がそんなのあり得ないでしょ？」

二「自分で能天気とかゆうなや。」

突っ込んで流したけど、そうなんじゃないかって思いは消えなかった。

二「このあと仕事は？」

相「もう終わりだよ。にのは？」

二「僕は今からドラマ撮影です。」

相「そっか。頑張ってね。」

二「ありがとうございます。それじゃ。」

相葉くんと別れてマネージャーの車に乗りこんだ。

ストレス病…なわけ、ないよな…。もしそうなら…どうして？また一人で何か抱え込んでいるのだろうか？

窓の外で流れる景色を見つめながら、小さくため息をついた。

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