SJ―偶然じゃなくて必然。２ [DongHae]

Aさんの診断結果

冷や汗 ﾄﾞﾝﾍside￣


いきなり始まったAへの質問会、、

自分の順番が回ってくるまで･･･やっぱりAとの気まずさは消えなかったけど、もし、目を合わせてくれたら、聞こうと思っていたこと･･･

合わせてくれなかったら、違う質問をしようと思ってた。

けど、Aはちゃんと目を見てくれたから、聞けた、、聞けたけど、、

そんな過去があったなんて。

過去に、そんなに切ない恋をしていた、その事実だけで、この空虚感･･･

何でもっと早く出会わなかったんだろう。
出来るならば、俺が先に出会って、Aを守ってやりたかった。
俺なら絶対、その小さな手を離したりはしないのに。

そんな無理な願望すら沸いてくるのは･･･おかしいかな？


ふと見ると、Aが吹っ切れたように焼酎を煽ってる。
やっぱり嫌なこと思い出させちゃったよな･･･


自己嫌悪と、やるせなさと、情けない思いでいたたまれなくなって、一人でソファに座る。
気休めにテレビを付けるけど、内容なんて全く入ってこない･･･
観客の拍手だけが、耳の真横で鳴っているように聞こえる。


･･･暫くして、Aがベランダに出ていった。
真冬だというのにあんな薄着で･･･

いっそのこと一緒に出て話そうとも思ったけど、キュヒョンが付いてないところを見ると･･･
一人で考えたいんだな、、

また、テレビに視線を戻す･･･


でもやっぱり気になる、ともう一度ベランダを見て愕然とした。


柵から身を乗り出すAの姿･･･


おい、、１１階だぞ･･････


何かが弾けたように、回りの音が鮮明に聞こえる中、Aだけがスローモーションのようにゆったりとした動きで柵の向こう側に･･･


＿

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