Aさんの診断結果
ただのバカ ̄
みんなに一言断ってベランダに出る。
酔っているとはいえ、冬の風だな、やっぱり・・・。
でも頬との温度差が気持ちいい。
雲1つない夜空には星がちらほらとしか見えないけど、ソウルの街並みがロマンチックで・・・
ベランダの柵に手を置いて軽く身を乗り出しながら、
酔いで早く回る心拍と、それによって軽くバウンドしてる視界で一生懸命ソウルの街を捉えようとする・・・
ほら、あそこのビルなんて手が届きそう。
あと、少し・・・手を伸ばしてみよう・・・
??「A!!!」
いきなり、お腹に手が回されてぐいっと引っ張られる。
あと少しで届きそうだったのに。
誰よ・・・
ドンヘ「危ないでしょ?!
、、びっくりした・・・
何してたの?」
・・この状況、初めて会ったときの事がフラッシュバックする。
「あのビルに、手が届くかなって・・・」
私が指差したベランダの先を覗き込むドンへ・・・
ドンヘ「届くわけないだろ!
落ちたらどうすんだよ?!」
初めて、ドンヘに怒られた・・・
一瞬、うつむいて足下を見ると・・・ベランダに裸足で降りてきてる。
こんなに寒いのに。
酔っ払って柵から乗り出した私なんかのために、、
でも、ごめんなさいという言葉が出る前に、、
酔っ払った私の中には、ここ数日の不安や嫉妬、焦燥・・・ひっくるめて汚い感情が溢れ出してきていた。
元はといえば、、
「・・・うして」
ドンヘ「・・・え?」
「どうして、ドンヘに怒られなきゃいけないの?!
ほっといてよ!」
ドンへの濡れた目にも動じずに、睨み付ける・・・
涙で視界が霞む。
立ち尽くすドンヘをそのままにしてベランダから一目散に走った。
居間、廊下を通り抜けて部屋を出る。
イトゥクが、私を呼ぶ声がしたけど、振り切っちゃった。
靴を履くのも忘れて出た玄関の外で、改めて我に帰ってしゃがみこむ・・・
何やってるんだろう私・・・
鞄も中に置いてきたし、家までは歩ける距離じゃない。
コートだって置いてきた。
こんなただの最低なバカ女、そりゃ、誰も追いかけてこないよ。
・・諦めて歩いて帰るしかないか。
と、立ち上がった時、スキニーのポケットから何かが落ちた。
ピンクの大きな人形が付いた・・・
・・・鍵だ。
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ハナ(プロフ) - toまりさん―始めて書く小説なので探り探りなんですが・・・楽しんでいただけたなら嬉しすぎるのですよ(*´-`*)よかったら三章もご贔屓にお願いします♪ (2011年11月6日 21時) (携帯から) (レス) id: 4be28be253 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - toまりさん―コメントありがとうございます♪嬉しくて、更新のペースが上がりました(笑)・・・もしかしたら、誰かさんに先越されちゃうかも?ロマンチストなのに、鈍感なドンへ君です。 (2011年10月23日 12時) (携帯から) (レス) id: 4be28be253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハナ | 作成日時:2011年10月21日 22時